うきやがら (浮矢幹) 

学名  Bolboschoenes fluviatilis ssp. yagara (=Scirpus fluviatilis ssp. yagara, S. yagara)
日本名  ウキヤガラ
科名(日本名)  カヤツリグサ科
  日本語別名  ヤガラ
漢名  荊三稜(ケイサンリョウ,jingsanleng)
科名(漢名)  莎草(サソウ,suocao)科
  漢語別名  三稜草
英名  Yagara bulrush
2008/05/22 薬用植物園


 ウキヤガラ属 Bolboschoenes には、世界に約8種がある。
   B. fluviatilis 北アメリカ産
     ウキヤガラ ssp. yagara(荊三稜・三稜草)
『中国雑草原色図鑑』342
   コウキヤガラ(エゾウキヤガラ) B. koshevnikovii(B.maritimus,)
   イセウキヤガラ B. planiculmis(扁稈藨草・緊穗三稜草・水莎草)
       
 『中国本草図録』Ⅸ/4400・『中国雑草原色図鑑』340

 なお、Bolboschoenes は、かつて広義の Scirpus に含まれていた。広義の Scirpus については、ホタルイ属を見よ。
 漢名の荊三稜は、荊は産地(湖南・湖北地方)名、三稜は葉に三つの角があることから(李時珍『本草綱目』)
 源順『倭名類聚抄』(ca.934)三稜草に、「和名美久里」と。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』10
(1806)荊三稜に、「ミクリ和名鈔 ミツカド藝州 ウキヤガラ伏見 ヤガラ河州 ロウトウ播州」と。
 日本・朝鮮・中国(東北・河北・山西・内蒙古・新疆・江蘇・江西・浙江・廣東・貴州・四川)・臺灣・南太平洋に分布。
 茎葉は編んで蓑・筵などを作り、繊維を採って紙を漉き・布を織る。
 中国では、塊茎を三稜と呼び、薬用にするものに、荊三稜と 黑三稜とがある。
 薬名を荊三稜というものは、次の植物の塊茎である。
   ミクリ S. stoloniferum(黑三稜)
   S. simplex(小黑三稜)
   S. stenophyllum(細葉黑三稜)
 薬名を黑三稜というものは、次の植物の塊茎である。
   ウキヤガラ Scirpus yagara(荊三稜)
 このように、荊三稜と黑三稜とは、植物名と薬名が入替っている。
(『中薬志Ⅰ』pp23-31) 



跡見群芳譜 Top ↑Page Top
Copyright (C) 2006- SHIMADA Hidemasa.  All Rights reserved.
クサコアカソウ シュロソウ スハマソウ イワチドリ チダケサシ 跡見群芳譜トップ 野草譜index