みくり (実栗) 

学名  Sparganium erectum (=S. stoloniferum)
日本名  ミクリ
科名(日本名)  ミクリ科
  日本語別名  
漢名  黑三稜(コクサンリョウ,heisanleng)
科名(漢名)  黑三稜科
  漢語別名  
英名  Bur reed
2005/06/04 薬用植物園

 ミクリ科 Sparganiaceae(黑三稜科)には、次の1属がある。
 ミクリ属 Sparganium(黑三稜屬)には、世界に約15種がある。
   ホソバウキミクリ S. angustifolium
   エゾミクリ S. emersum
   ミクリ S. erectum(S.stoloniferum;黑三稜)
『中国雑草原色図鑑』280・『中薬志Ⅰ』図10
   ヤマトミクリ S. fallax
   タマミクリ S. glomeratum
     ホソバタマミクリ var. angustifolium
   ウキミクリ S. gramineum
   チシマミクリ(タカネミクリ) S. hyperboreum
   ナガエミクリ S. japonicum
   オオミクリ S. macrocarpum
   S. minimum(矮黑三稜)
   エゾミクリ S. simplex(小黑三稜)
 『中国本草図録』Ⅳ/1907・『中薬志Ⅰ』図11
   ヒメミクリ S. stenophyllum(狹葉黑三稜)
『中薬志Ⅰ』図12
   S. stoloniferum → S. erectum 
 漢名を荊三稜というものは、ウキヤガラ Scirpus yagara(S. fluviatilis)。
 和名は、果実の形が栗のいがに似ていることから。
 源順『倭名類聚抄』(ca.934)三稜草に、「和名美久里」と。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』10
(1806)荊三稜に、「ミクリ和名鈔 ミツカド藝州 ウキヤガラ伏見 ヤガラ河州 ロウトウ播州」と。
 ユーラシア・北アフリカの温帯に分布。
 全国では準絶滅危惧(NT)、埼玉では絶滅危惧ⅠB類(EN)。
 中国では、塊茎を三稜と呼び、薬用にするものに、荊三稜と 黑三稜とがある。
 薬名を荊三稜というものは、次の植物の塊茎である。
   ミクリ S. stoloniferum(黑三稜)
   S. simplex(小黑三稜)
   S. stenophyllum(細葉黑三稜)
 薬名を黑三稜というものは、次の植物の塊茎である。
   ウキヤガラ Scirpus yagara(荊三稜)
 このように、荊三稜と黑三稜とは、植物名と薬名が入替っている。
(『中薬志』) 

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