しろね (白根)
学名 |
Lycopus lucidus |
日本名 |
シロネ |
科名(日本名) |
シソ科 |
日本語別名 |
アゼコシ、フシグロ、ノコギリソウ、ムラタチ、ヒトモトグサ |
漢名 |
地笋(チジュン,dìsŭn) |
科名(漢名) |
脣形(シンケイ,chúnxíng)科 |
漢語別名 |
澤蘭(タクラン,zélán)、地瓜兒苗(チカジビョウ,dìguā'érmiáo)、
地參(チシン,dishen)、提婁(テイロウ,tilou)、 |
英名 |
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2008/05/04 薬用植物園 |
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辨 |
シロネ属 Lycopus(地笋 dìsŭn 屬)には、北半球温帯・濠洲東部に約10-20種がある。
コシロネ(イヌシロネ・ヒメサルダヒコ・サルダヒコ) L. cavaleriei(L.ramosissimus, L.japonicus,
L.kurilensis, L.coreanus;小葉地笋・朝鮮地瓜兒苗)
北海道・本州・四国・九州・朝鮮・遼寧・吉林・黑龍江・華東・四川・貴州・雲南産
ヤマシロネ L, charkeviczii
ヨーロッパシロネ L. europaeus (歐地笋・歐地瓜兒苗;E.Gypsy weed)
北アフリカ・歐洲からシベリア・河北・陝西に産
シロネ L. lucidus(地瓜兒苗・地笋)『中国雑草原色図鑑』185
ケシロネ f. hirtus(var.formosanus;硬毛地笋・毛葉地瓜兒苗・毛葉地笋)
日本・朝鮮・ロシア沿海地方・アムール・遼寧・吉林・黑龍江・河北・陝甘・
・華東・兩湖・兩廣・四川・貴州・雲南・臺灣産
ヒメシロネ L. maackianus (L.angustus, L.lucidus var.maackianus;
異葉地笋・狹葉地瓜兒苗・異葉地瓜苗)
エゾシロネ L. uniflorus(L.parviflorus, L.uniflorus var. parviflorus;
小花地笋・小花地瓜兒苗)
北海道・本州・四国・九州・朝鮮・吉林・黑龍江・極東ロシア・北米産
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シソ科 Lamiaceae(脣形 chúnxíng 科)については、シソ科を見よ。 |
訓 |
和名は、横に這う白い地下茎を持つことから。
漢名も同。 |
説 |
北海道・本州・四国・九州・朝鮮・極東ロシア・南シベリア・遼寧・吉林・黑龍江・河北・陝西・四川・貴州・雲南に分布。 |
誌 |
嫩葉・根茎を食用にする。
中国では、次のものの全草を澤蘭(タクラン,zélán)と呼び、薬用にする(○印は正品)。『中薬志Ⅲ』pp.117-120 『(修訂) 中葯志』IV/93-101
ヨーロッパシロネ L. europaeus (羽裂地笋)
〇シロネ Lycopus lucidus(地瓜兒苗・地笋)
〇ケシロネ var. hirtus(毛地笋)
Eupatorium heterophyllum (異葉澤蘭・紅升麻)
フジバカマ Eupatorium japonicum (E.fortunei;白頭婆・澤蘭・圓梗澤蘭・山蘭・不老草)
イセハナビ Strobilanthes japonica(Championella japonica;日本馬藍・紅澤藍・垂序馬藍)
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