しろね (白根) 

学名  Lycopus lucidus
日本名  シロネ
科名(日本名)  シソ科
  日本語別名  アゼコシ、フシグロ、ノコギリソウ、ムラタチ、ヒトモトグサ
漢名  地笋(チジュン,dìsŭn)
科名(漢名)  脣形(シンケイ,chúnxíng)科
  漢語別名  澤蘭(タクラン,zélán)、地瓜兒苗(チカジビョウ,dìguā'érmiáo)、
地參(チシン,dishen)、提婁(テイロウ,tilou)、
英名  
2008/05/04 薬用植物園

2009/08/09 田島が原

2016/10/14 野川公園自然観察園 
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 シロネ属 Lycopus(地笋 dìsŭn 屬)には、北半球温帯・濠洲東部に約10-20種がある。

  コシロネ
(イヌシロネ・ヒメサルダヒコ・サルダヒコ) L. cavaleriei(L.ramosissimus, L.japonicus,
         L.kurilensis, L.coreanus;小葉地笋・朝鮮地瓜兒苗)
         
北海道・本州・四国・九州・朝鮮・遼寧・吉林・黑龍江・華東・四川・貴州・雲南産
  ヤマシロネ L, charkeviczii
  ヨーロッパシロネ L. europaeus (歐地笋・歐地瓜兒苗;E.Gypsy weed)
         
北アフリカ・歐洲からシベリア・河北・陝西に産
  シロネ L. lucidus(地瓜兒苗・地笋)
『中国雑草原色図鑑』185
    ケシロネ f. hirtus(var.formosanus;硬毛地笋・毛葉地瓜兒苗・毛葉地笋)
         
日本・朝鮮・ロシア沿海地方・アムール・遼寧・吉林・黑龍江・河北・陝甘・
         ・華東・兩湖・兩廣・四川・貴州・雲南・臺灣産
  ヒメシロネ L. maackianus (L.angustus, L.lucidus var.maackianus;
         異葉地笋・狹葉地瓜兒苗・異葉地瓜苗)
  エゾシロネ L. uniflorus(L.parviflorus, L.uniflorus var. parviflorus;
         小花地笋・小花地瓜兒苗)
         
北海道・本州・四国・九州・朝鮮・吉林・黑龍江・極東ロシア・北米産 
   
 シソ科 Lamiaceae(脣形 chúnxíng 科)については、シソ科を見よ。
 和名は、横に這う白い地下茎を持つことから。
 漢名も同。
 北海道・本州・四国・九州・朝鮮・極東ロシア・南シベリア・遼寧・吉林・黑龍江・河北・陝西・四川・貴州・雲南に分布。
 嫩葉・根茎を食用にする。

 中国では、次のものの全草を澤蘭(タクラン,zélán)と呼び、薬用にする(○印は正品)。
『中薬志Ⅲ』pp.117-120 『(修訂) 中葯志』IV/93-101 

   ヨーロッパシロネ L. europaeus (羽裂地笋) 
  〇シロネ Lycopus lucidus(地瓜兒苗・地笋)
    〇ケシロネ var. hirtus(毛地笋)
   Eupatorium heterophyllum (異葉澤蘭・紅升麻)
   フジバカマ Eupatorium japonicum (E.fortunei;白頭婆・澤蘭・圓梗澤蘭・山蘭・不老草)
   イセハナビ Strobilanthes japonica(Championella japonica;日本馬藍・紅澤藍・垂序馬藍)
    



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