しおで

学名  Smilax riparia (S.riparia var. ussuriensis, S.riparia f.ovatorotunda, S.maximowiczii, S.ovatorotunda var.ussuriensis)
日本名  シオデ
科名(日本名)  サルトリイバラ科
  日本語別名  ショデコ
漢名  牛尾菜(ギュウビサイ,niúwěicài)
科名(漢名)  菝葜(ハツカツ,báqiā)科
  漢語別名  草菝葜(ソウハツカツ,căobáqiā)、牛尾蕨・牛尾結、白鬚公、土春根、七層樓
英名  
2010/08/22 魚津市 

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雌株    2020/07 小平市玉川上水緑地

雄株   2009/07/18 小平市玉川上水緑地

2011/08/15 長野県霧ヶ峰 (八島が原)

2020/10/29 小平市玉川上水緑地

2023/11/09 薬用植物園 

 シオデ Smilax riparia(牛尾菜・草菝葜)には、次のような種内分類群がある。

  var. acuminata(尖葉牛尾菜)
河南・陝西・湖北・四川産
  var. pubescens(毛牛尾菜)
湖北産
  var. riparia(牛尾菜・草菝葜・軟葉菝葜・白鬚公)
 『中国本草図録』Ⅴ/2422
  シオデ var. ussuriensis(var.ussuriensis f.maximowiczii, S.oldhami,
         S.maximowiczii, S.ovatorotunda var.ussuriensis)
   
 サルトリイバラ属(シオデ属) Smilax(菝葜 báqiā 屬)については、サルトリイバラ属を見よ。
 「和名しほでハ北海道あいぬ土言ノしゅうぉんてニ由來セシ者ナリ」(『牧野日本植物図鑑』)。
 『本草和名』楊蕨菜に、「和名之保天」と。
 『大和本草』に、「シホデ」と。  
 北海道・本州・四国・九州・朝鮮・ウスリー・黑龍江・吉林・遼寧・華北・陝甘・華東・兩湖・兩廣・貴州に分布。
 雌雄異株。
 嫩茎・嫩葉は食用。アスパラガスに似た味がする、という。
 本山荻舟『飲食事典』に、「四~五月頃一尺くらいに伸びた若芽を採ると、ウドとイタドリとに似た好風味で、浸し物・和え物殊にクルミ和えにすると季節の山菜中随一といわれる。東北各地に簇生するが多産する点で鳥海山が有名である」と。
 中国では、根・根茎を薬用にする。 『全国中草葯匯編』下/156-157

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