なんばんぎせる (南蛮煙管) 

学名  Aeginetia indica
日本名  ナンバンギセル
科名(日本名)  ハマウツボ科
  日本語別名  オモイグサ(思草)、オランダギセル、キセルソウ
漢名  野菰(ヤコ,yěgū)
科名(漢名)  列當(レツトウ,lièdāng)科
  漢語別名  蛇箭草(ダセンソウ,shejiancao)、僧帽花(ソウボウカ,sengmaohua)、煙管頭草、焼不死
英名  

2011/08/28 富山県中央植物園 
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2007/10/04 神代植物公園

 ナンバンギセル属 Aeginetia(野菰 yěgū 屬)には、東~南アジア・カメルーンに3-4種がある。

  ナンバンギセル A. indica(野菰)『中国本草図録』Ⅴ2314
  オオナンバンギセル A. sinensis(中國野菰)
       
 本州・四国・九州浙江・安徽・福建・江西に産 『週刊朝日百科 植物の世界』2-134 
   
 ハマウツボ科 Orobanchaceae(列當 lièdāng 科)については、ハマウツボ科を見よ。
 ナンバンギセルなどの名は、桃山時代にタバコ・喫煙具が渡来してから。
 北海道・本州・四国・九州・琉球・朝鮮・臺灣・華東・湖南・兩廣・四川・貴州・雲南から熱帯・亜熱帯アジアに分布。
 埼玉県では絶滅危惧Ⅱ類(VU)。
 ススキなどイネ科植物のほか、ショウガ・ミョウガやスゲ属の植物の根に寄生する。
 『万葉集』に、

   道の辺のを花が下の思草
(おもひぐさ)今更に何(など)物か念(おも)はむ
      
(10/2270,読人知らず)

とある思草は ナンバンギセル、を花(尾花)は ススキ。 


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