辨 |
クロユリ F. camtschatcensis のうち、本州・北海道の高山に産するものは二倍体植物(2n=24)で、花は通常1〜2個つく。北海道の平地に産するものは、三倍体植物(2n=36)で、植物体は大きく、花数も多く(時には7箇)つく。両者を区別して、前者をミヤマクロユリ、後者をクロユリ乃至エゾクロユリと呼ぶことがある。 |
クロユリ(広義) F. camtschatcensis
クロユリ(狭義。エゾクロユリ) var. camtschatcensis
ミヤマクロユリ var. alpina(var. keiskei)
キバナクロユリ f. flavescens
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バイモ属 Fritillaria(貝母屬)については、バイモ属を見よ。 |
訓 |
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説 |
種としては、北海道・本州(中部以北)・極東ロシア・北アメリカ北部に分布。
園芸店で黒百合として売られている球根は、エゾクロユリ。 |
誌 |
「黒百合は恋の花」とは、第二次世界大戦後のラジオドラマ「君の名は」の主題歌から。 |
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