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ケツルアズキ V. mungo と似ていて、しばしば混同されるが、別種。豆はケツルアズキよりやや小さい。
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東アジアで栽培されている食用のマメについては、まめを見よ。 |
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ササゲ属 Vigna(豇豆 jiāngdòu 屬)については、ササゲ属を見よ。
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『大和本草』に、「綠豆(ロクトウ) 倭名ブンドウ。やヱナリ。夏ヨリ秋マテシキリニオヒオヒ實ナル、又早クウヘテ早ク實ノリタルヲマハケハ其秋又實ノル、一年ノ内ニ二度ミノル故ニヤヱナリト云」と。 |
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インド原産。中国には、古い時代に入る。
日本にも古くに入っており、縄文時代の鳥浜遺跡(鳥取県)から豆が出土している。
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インド・東南アジアでは、豆を丸のまま或は砕いて、食用にする。
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中国では、種子及び種皮(綠豆衣)を薬用にする。 『全国中草葯匯編』上/808
夏の暑気対策として、この豆を煎じて飲む。
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日本では、煮豆・緑色の餡・春雨の材料とする。また上質なもやしの素材として用いたが、今日ではケツルアズキ V.mungo のもやしにとって代わられている(東南アジアから安価に輸入できるので)。
『大和本草』に「又水ニヒタシテ白芽ヲ生シタルヲ煮テ豆油及醋ニ和シ蔬トナシテ食ス」と。
粒が揃っているので、かつては秤の分銅に用いたという。
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