がじゅつ (莪蒁) 

学名  Curcuma phaeocaulis (Curcuma zedoaria auct. non (Christm.) Roscoe)
日本名  ガジュツ
科名(日本名)  ショウガ科
  日本語別名  
漢名  莪蒁・莪朮・莪荗(ガチュツ,ézhú,がじゅつ)
科名(漢名)  薑(姜,キョウ,jiāng)科
  漢語別名  文蒁、藍心薑、黒心薑
英名  
2007/06/07 薬用植物園

2009/04/30 薬用植物園
2005/10/23 薬用植物園
2008/05/24 東京薬科大学薬草園
 鬱金(yùjīn,うこん)・莪蒁(ézhú,がじゅつ)・薑黃(jiānghuáng,きょうおう)の異同について、ウコンの辨をみよ。
 ウコン属 Curcuma(薑黃 jiānghuáng 屬)については、ウコン属を見よ。
 漢名の朮(チュツ,zhú,じゅつ)字については、オケラの訓を見よ。
 雲南・ベトナム・ジャワ原産。臺灣・福建・江西・兩廣・四川・雲南から、マレーシア・ヒマラヤ・インドなどで栽培。
 インドでは古代から薬用にした。ヨーロッパには、8世紀に入る。
 中国では、唐の薬性論に初見。
 日本には、享保
(1716-1736)年間に中国から入り、官園に植えられた。
 中国では、根状の茎を莪朮(ガチュツ,ézhú,がじゅつ)と呼び薬用にする。ただし、温莪朮という商品は、ウコンを播種後生じた新根状の茎の加工品だある。
   
『中薬志Ⅰ』pp.424-427 『全国中草葯匯編』上/685-687
 中国における用法については、ウコンキョウオウを参照せよ。
『中薬志Ⅰ』pp.424-427 
 日本では、生薬ガジュツ(莪朮)は 1) ガジュツ Curcuma zedoaria、 2) Curcuma phaeocaulis 又は 3) Curcuma kwangsiensis の根茎を、通例、湯通ししたものである(第十八改正日本薬局方)。 

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