がじゅつ (莪蒁)
学名 |
Curcuma phaeocaulis (Curcuma zedoaria auct. non (Christm.) Roscoe) |
日本名 |
ガジュツ |
科名(日本名) |
ショウガ科 |
日本語別名 |
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漢名 |
莪蒁・莪朮・莪荗(ガチュツ,ézhú,がじゅつ) |
科名(漢名) |
薑(姜,キョウ,jiāng)科 |
漢語別名 |
文蒁、藍心薑、黒心薑 |
英名 |
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2009/04/30 薬用植物園 |
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2005/10/23 薬用植物園 |
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2008/05/24 東京薬科大学薬草園 |
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辨 |
鬱金(yùjīn,うこん)・莪蒁(ézhú,がじゅつ)・薑黃(jiānghuáng,きょうおう)の異同について、ウコンの辨をみよ。 |
ウコン属 Curcuma(薑黃 jiānghuáng 屬)については、ウコン属を見よ。 |
訓 |
漢名の朮(チュツ,zhú,じゅつ)字については、オケラの訓を見よ。 |
説 |
雲南・ベトナム・ジャワ原産。臺灣・福建・江西・兩廣・四川・雲南から、マレーシア・ヒマラヤ・インドなどで栽培。
インドでは古代から薬用にした。ヨーロッパには、8世紀に入る。
中国では、唐の薬性論に初見。
日本には、享保(1716-1736)年間に中国から入り、官園に植えられた。 |
誌 |
中国では、根状の茎を莪朮(ガチュツ,ézhú,がじゅつ)と呼び薬用にする。ただし、温莪朮という商品は、ウコンを播種後生じた新根状の茎の加工品だある。
『中薬志Ⅰ』pp.424-427 『全国中草葯匯編』上/685-687
中国における用法については、ウコン・キョウオウを参照せよ。『中薬志Ⅰ』pp.424-427 |
日本では、生薬ガジュツ(莪朮)は 1) ガジュツ Curcuma zedoaria、 2) Curcuma phaeocaulis 又は 3) Curcuma kwangsiensis の根茎を、通例、湯通ししたものである(第十八改正日本薬局方)。 |
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