だいじょ (大薯)
学名 |
Dioscorea alata |
日本名 |
ダイジョ |
科名(日本名) |
ヤマノイモ科 |
日本語別名 |
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漢名 |
參薯(シンショ,shēnshŭ)、大薯(タイショ,dàshŭ) |
科名(漢名) |
薯蕷(ショヨ,shŭyù)科 |
漢語別名 |
田薯(デンショ,tiánshŭ)、脚板薯、雲餅山藥、銀薯、土欒兒、香參、地栗子 |
英名 |
Greater yam, Water yam, Winged yam, Chinese yam, Ubi |
辨 |
ヤマノイモ属 Dioscorea(薯蕷屬)については、ヤマノイモ属を見よ。 |
訓 |
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説 |
東南アジア原産の食用いも、今では世界の熱帯で広く栽培されている。
九州・四国・南西諸島・臺灣・浙江・江西・福建・兩湖・兩廣・四川・貴州・雲南などで栽培。 |
ヤムイモ yam の中で最も重要な種。大変多くの品種があり(大部分は八倍体)、用途別もに分化している。 |
誌 |
中尾佐助は、1941当時のカロリン諸島ポナペ島(現ミクロネシア連邦ポンペイ島)の様子について次のようにいう: 「彼らの食料は、一年の半分はパンの木の実を食べ、あとの半分はヤムイモを食べてくらしていた。どちらも宅地のまわりにボチボチと植えられているだけだったが、それでも結構日常の食糧にこと欠かなかったのである。 ポナペ島は小さい島なのに、ヤムイモの品種は二〇〇もあり、・・・私がポナペ島で調査したヤムイモのたくさんの品種のうち、約九割まではディオスコレア・アラータに属するものだった。・・・」 以下、幾つかの品種の様子が説明・図示されている(中尾佐助「栽培植物と農耕の起源」,『著作集』1所収)。 |
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