辨 |
Vitex negundo については、タイワンニンジンボクを見よ。 |
ハマゴウ属 Vitex(牡荊 mŭjīng 屬)については、ハマゴウ属を見よ。 |
訓 |
「人參木ノ和名ハ其葉形ニ基ク」(『牧野日本植物図鑑』)。すなわち葉の形がオタネニンジンに似ることから。 |
『本草和名』蔓荊に、「和名波末奈美比 殖近江国」と。
『延喜式』牡荊子に、「ヲトコバラ」と。 |
説 |
河北・華東・兩湖・兩廣・四川・貴州・雲南に分布。
日本には、享保(1716-1736)年間に渡来(『本草綱目啓蒙』1806)。暖地では庭木として栽培。 |
誌 |
中国では、ニンジンボク(牡荊)をはじめ、いくつかのハマゴウ属の植物を薬用にする。ハマゴウの誌を見よ。 |