はなかいどう (花海棠) 

学名  Malus halliana
日本名  ハナカイドウ
科名(日本名)  バラ科
  日本語別名  カイドウ
漢名  垂絲海棠(スイシカイトウ, chuísī hăitáng)
科名(漢名)  薔薇(ショウビ,qiángwēi)科
  漢語別名  
英名  Hall's crabapple, Flowering crabapple
2006/03/27 三芳町竹間沢
2007/03/26 同上
2017/04/28 松本市 松本城公園 

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2013/03/20 文京区小石川 播磨坂 

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2008/07/18 北大植物園
2005/08/23  三芳町竹間沢 2005/12/10 同左
 花は淡紅色、瓣は5-15枚。花柄は3-6cmで細く、下垂する。
 果実は球形、径0.3-1cm、10月 紫褐色-暗褐色に熟す。
 品種に次のようなものがある。
   ヤエカイドウ f. parkmanii 花が重瓣 
   スイシカイドウ f. pendula
枝が枝垂れるもの 
 リンゴ属 Malus(蘋果 píngguŏ 屬)の植物については、リンゴ属を見よ。
 「和名ハ花海棠ノ意ニシテ實海棠ニ對シテ謂ヒ且美花ヲ開ケバ斯ク云フ」(『牧野日本植物圖鑑』)。日本でたんに海棠(かいどう)といえば、江戸時代にはミカイドウを指したが、今日ではハナカイドウを言う。
 漢名の海棠については、リンゴ属の訓を見よ。本種は、花の柄が長く 花が垂れ下がってさくので、垂絲という。
 漢土(中西部)原産。おそらく雑種起源の観賞用栽培品であり、あまり実をつけず、野生品も知られていない。
 中唐ころから観賞されだし、宋代には一般に愛好された。今日では華中一帯
(江蘇・安徽・浙江・陝西・四川・雲南など)で栽培されている。
 日本に渡来した時期は明らかではない。一説に元禄(1688-1704)年間までには入ったという。
 中国文化における海棠については、ホンカイドウを見よ。

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