せんりょう 

学名  Sarcandra glabra (Chloranthus glaber)
日本名  センリョウ
科名(日本名)  センリョウ科
  日本語別名  クササンゴ(草珊瑚)
漢名  草珊瑚(ソウサンゴ,căoshānhú)
科名(漢名)  金粟蘭(キンゾクラン,jīnsùlán)科
  漢語別名  接骨金粟蘭(セッコツキンゾクラン,jiēgŭ jīnsùlán)、九節花(キュウセツカ,jiŭjiéhuā)、九節茶(キュウセツチャ,jiŭjiéchá)、接骨蓮(セッコツレン,jiēgŭlián)
英名  
2023/06/05 小平市 

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2023/06/21 同上  2023/07/02 同上

2009/11/28 厭離菴 (京都市嵯峨野)
2012/11/09 文京区 後楽園 

 被子植物の分類については、被子植物 Angiospermae を見よ。
 センリョウ科 Chloranthaceae(金粟蘭 jīnsùlán 科)には、4-5属約75-80種がある。

  Ascarina(蛔囊花 huinanghua 屬)
    A. coursii

  チャラン属
(ヒトリシズカ属) Chloranthus(金粟蘭屬)

  Hedyosmum(雲香蘭屬)
 30-45種
    H. orientale(雲香蘭)

  センリョウ属 Sarcandra(草珊瑚屬) 
   
 センリョウ属 Sarcandra(草珊瑚 căoshānhú 屬)には、1-3種がある。

  センリョウ S. glabra(Chloranthus glaber;草珊瑚)
    subsp. brachystachys(S.hainanensis, Chloranthus hainanensis;
         海南草珊瑚・山牛耳淸) 兩廣・雲南産 『中国本草図録』Ⅸ/4064  
         
『(修訂) 中葯志』IV/503
    var. melanocarpa
スマトラ産
   
 和名の語源は必ずしも明らかではないという。古くは仙寥菓・仙寥花と書かれていたものが、江戸時代後期から縁起を担いで千両と書かれ、ヤブコウジ科のマンリョウ(万両)に対した。カラタチバナの訓を見よ。
 『大和本草』に、「珊瑚(センリヤウ)」と。  
 本州(関東南部・東海・紀伊半島)・四国・九州・琉球・済州島・臺灣・華東・湖南・兩廣・四川・貴州・雲南・インドシナ・マレシア・ニューギニア・インド・スリランカに分布。
 中国では、全草を腫節風(ショウセツフウ,zhŏngjiéfēng)と呼び薬用にする。『全国中草葯匯編』上/548-549
 日本では、庭の下植えのほか、切花として正月の飾りに用いる。
 『花壇地錦抄』(1695)巻三「実秋色付て見事成るひ」に、「仙蓼(せんりやう) 草。葉ハ茶の葉のごとくにして、あかき実一所にこゞなりてつく。小つふなり」と。

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