辨 |
モクゲンジ属 Koelreuteria(欒 luán 屬)には、東アジアを中心に3-4種がある。
オオモクゲンジ K. bipinnata (複羽葉欒樹) 『雲南の植物Ⅲ』199
var. integrifoliola (K.integrifoliola;全緣葉欒樹・黃山欒樹・山膀胱)
華東・兩湖・兩廣・貴州産
K. elegans
subsp. elegans(秀麗欒) 南太平洋フィジー諸島産
タイワンモクゲンジ subsp. formosana(K. henryi;臺灣欒樹) 臺灣産
モクゲンジ(センダンバノボダイジュ) K. paniculata (欒樹・木欒・黑色葉樹)
『中国本草図録』Ⅱ/0687
ウスギモクゲンジ f. miyagiensis 石巻産
|
ムクロジ科 SAPINDACEAE(無患子 wúhuànzĭ 科)については、ムクロジ科を見よ。 |
訓 |
モクゲンジとムクロジの和名・漢名については、ムクロジの訓を見よ。 |
『倭名類聚抄』木欒子に「無久礼迩之乃木」と。
小野蘭山『本草綱目啓蒙』(1806)31に、欒華は「センダン葉ノボダイジユノハナ 木名ムクレニシノキ和名鈔 センダン葉ノボダイジユ ドジヤウノキ丹波」と。 |
説 |
本州・隠岐・対馬・朝鮮・遼寧・吉林・黑龍江・華北・陝甘・華東・兩湖・西南に分布。 |
誌 |
種子から数珠を作ることから、しばしば寺に植えられる。 |