まさき (正木・柾) 

学名  Euonymus japonicus
日本名  マサキ
科名(日本名)  ニシキギ科
  日本語別名  オオバマサキ、ナガバマサキ
漢名  冬靑衞矛(トウセイエイボウ, dōngqīng wèimáo)
科名(漢名)  衞矛(エイボウ,wèimáo)科
  漢語別名  大葉黃楊(タイヨウコウヨウ,daye huangyang)、正木(セイボク,zhengmu)、八木(ハチボク,bamu)、調經草
英名  Japanese spindle tree, Evergreen spindle tree
2004/05/08 跡見学園女子大学新座キャンパス
2022/05/03 小平市玉川上水緑地  (自生)
2007/06/19 小石川植物園
2008/08/22 三浦市城ヶ島 (自生)
2009/11/05 奈良県明日香村
 マサキEuonymus japonicus(冬靑衞矛)には、次のような品種がある。

  ギンマサキ f. albomarginatus
  キフクリンマサキ
(フイリマサキ) f. aureovariegatus
  ツルオオバマサキ
(オオツルマサキ・ハママサキ) f. radicifer
  ウチダシマサキ f. rugosus
   
 ニシキギ属 Euonymus(衞矛 wèimáo 屬)については、ニシキギ属を見よ。
 「和名ハまさをき(眞靑木)ノ約セラレシモノ乎或ハませき(籬木)ノ轉ジタルモノ乎ト謂ハルレド果シテ然ル乎否乎未詳ナリ」(『牧野日本植物図鑑』)。  
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』31 杜仲の条に、マサキは「フユシバ トコナツ紀州 ソイクロギ肥前 アヲキ豫州松山 ハマツバキ同上吉田 シタハレ上総 クロギ西国 タマツバキ仙台常州 テラツバキ但州」と。
 北海道・本州・四国・九州・琉球・小笠原・朝鮮に分布。
 日中ともに広く生垣として栽培、中国では各地に逸出。
 中国では、樹皮を薬用にする。
 日本では、身近な常緑樹として古くからなじんできた。
 例えば、『古事記』天の石屋戸の伝説に、天宇受売(あめのうずめ)の命は「天の香山の日影(ヒカゲカズラ)を手次(たすき)に懸けて、天の真拆(マサキ)を縵(かづら)と為(し)て、天の香山(あまのかぐやま)の小竹葉(ささば)を手草(たぐさ)に結ひて」踊ったという。 
 『花壇地錦抄』(1695)巻三「冬木之分」に、「まさき 葉もちの木のことし」と。
キフクリンマサキ 'Aureovariegatus' (f. aureovariegatus) 
     2008/02/14 千葉県 鋸南町
    2011/02/05 千葉県 鋸南町

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