くさぼけ (草木瓜)
学名 |
Chaenomeles japonica (C. lagenaria, Cydonia japonica,
Cydonia lagenaria, Pyrus japonica, Chaenomeles maulei) |
日本名 |
クサボケ |
科名(日本名) |
バラ科 |
日本語別名 |
シドミ、ノボケ、コボケ、ジナシ(地梨) |
漢名 |
日本木瓜(ニホンボクカ, rìběn mùguā) |
科名(漢名) |
薔薇(ショウビ,qiangwei)科 |
漢語別名 |
日本海棠(ニホンカイドウ,ribenhaitang)、倭海棠(ワカイドウ,wohaitang)、日本貼梗海棠、和木瓜、樝(サ,zhā)・樝子・柤 |
英名 |
Japanese quince |
2021/03/03 小平市玉川上水緑地 |
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2021/03/18 同上 |
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2006/02/22 跡見学園女子大学新座キャンパス |
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2006/03/04 同上 |
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2006/03/14 同上 |
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2006/03/25 同上 |
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2007/03/22 小平市 |
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2005/06/09 跡見学園女子大学新座キャンパス |
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2005/10/30 同上 |
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2005/12/20 同上 |
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辨 |
ボケ属 Chaenomeles(木瓜屬・貼梗海棠屬)については、ボケ属を見よ。 |
訓 |
シドミは朱留の転訛、赤い花の様子から。 |
樝(サ,zhā)・楂(サ,zhā)・柤(サ,zhā)は、同字として通用している。いずれも果木の名、樝子はクサボケ。榠樝(ベイサ,mingzhā)はカリン、山樝(サンサ,shānzhā)はコサンザシ。
ただし楂を chá と読むときは、いかだ、または木の切り株。 |
『延喜式』木瓜に、「しとみ」と。
小野蘭山『本草綱目啓蒙』(1806)26樝子に、「ボケ クサボケ ノボケ コボケ シドミ奥州 チクウメ肥前 ヂナシ常州」と。 |
説 |
日本に分布する。日中ともに庭園に栽培。 |
誌 |
『詩経』衛風・木瓜に「我に投げるに木桃を以てす」とある木桃は、クサボケ・ボケあるいはマボケであろうという。 |
『礼記』「内則」に、周代の君主の日常の食物の一として楂を記す。 |
木瓜莇(あざみ)旅して見たく野はなりぬ (山店,『猿蓑』,1691)
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あるものは萩苅日和木瓜の果を二人つみつつ相恋ひにけり
(島木赤彦『馬鈴薯の花』)
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