きづた (木蔦) 

学名  Hedera rhombea var. rhombea (H.japonicaa)
日本名  キヅタ 
科名(日本名)  ウコギ科
  日本語別名  フユヅタ(冬蔦)、オニヅタ(鬼蔦)、カベクサ、カエルヅタ、イツマデグサ
漢名  菱葉常春藤(リョウヨウジョウシュントウ, língyè chángchūnténg)
科名(漢名)  五加(ゴカ,wŭjiā)科
  漢語別名  
英名  
2004/10/25 学内

2012/10/19 小石川植物園 

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2005/10/30  新座市中野  

2008/02/14 千葉県安房郡鋸南町

 キヅタ属 Hedera(常春藤 chángchūnténg 屬)には、ユーラシア・北アフリカに約15種がある。

  カナリーキヅタ H. canariensis カナリア諸島産
  セイヨウキヅタ H. helix (洋常春藤・歐洲常春藤・英國常春藤)
歐洲・カフカス・小アジア産
         『全国中草葯匯編』上/746
  H. nepalensis
    var. nepalensis(尼泊爾常春藤・多枝常春藤)
チベット・ヒマラヤ産 『全国中草葯匯編』上/746
    var. sinensis (H.sinensis;常春藤・爬樹藤・爬牆虎・上樹蜈蚣)
         
華東兩湖・兩廣・四川・貴州・雲南・ベトナム産 『雲南の植物Ⅱ』187・『中国本草図録』Ⅸ/4260
         
『全国中草葯匯編』上/745-746
  H. rhombea
    キヅタ var. rhombea(菱葉常春藤)
    タイワンキヅタ var. formosana(臺灣菱葉常春藤)
臺灣産
   
 ウコギ科 Araliaceae(五加 wŭjiā 科)については、ウコギ科を見よ。
 和名キヅタは、ツタ(蔦)に似てより木質であることから、フユヅタとはツタが落葉性であるのに対して常緑であることから。
 『大和本草』地錦に、「ツタニ似テ冬月モ葉ヲチス・・・倭俗壁生草(イツマテクサ)ト云」と。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』14下(1806)常春藤に、「カベクサ
古名 イツマデグサ同上 キヅタ フユヅタ カンヅタ勢州」と。
 属名は、セイヨウキヅタのラテン名。
 北海道(南部)・本州・四国・九州・琉球・朝鮮に分布。
 『花壇地錦抄』(1695)巻三「藤桂のるひ」に、「壁生草(いつまてくさ) 葉は紋所のつたのごとく木ニまといてのほる。又よくかへ(壁)に取付のほる物也。秋紅葉する事如」と。


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