ほおのき (朴の木)
学名 |
Magnolia obovata (M. hypoleuca, Houpoea obovata) |
日本名 |
ホオノキ |
科名(日本名) |
モクレン科 |
日本語別名 |
ホホ、ホオガシワ(ホホガシハ) |
漢名 |
日本厚朴(ニホンコウボク,rìbĕn hòupò) |
科名(漢名) |
木蘭(ボクラン,mùlán)科 |
漢語別名 |
|
英名 |
Japanese white bark magnolia, Japanese big-leaved magnolia, Japanese umbrella
tree |
2018/03/15 神代植物公園 |
|
2024/03/27 植物多様性センター |
|
2022/04/11 薬用植物園 |
|
2023/04/19 町田市小山田 |
|
2023/05/04 神代植物公園 |
|
2007/05/12 同上 |
|
|
2007/06/02 同上 |
2007/10/04 同上 |
|
|
|
2010/06/12 入間市宮寺 |
|
辨 |
よく似たものに、中国に厚朴 M. officinalis・凹葉厚朴 M. biloba がある。 モクレン属 Magnolia(木蘭 mùlán 屬)の植物については、モクレン属を見よ。 |
訓 |
『本草和名』厚朴に、「和名保々加之波乃岐」と。
『延喜式』厚朴に、「ホゝノカハ」と。
『倭名類聚抄』に、厚朴は「保々加之波乃木」と、その皮は「保々乃加波」と。 |
日本では、ホオノキに朴の字をあてるが、誤りである。朴(ボク,pò)はエノキ。 |
説 |
日本特産、南千島・北海道・本州・四国・九州に分布。花や葉に芳香がある。
中国では、東北・北京・青島・廣州で栽培。 |
誌 |
大きな葉を用いて朴湯・朴葉味噌などを作る。材は軟らかく均一なので、家具調度品や下駄を作る。また木炭は金銀の研磨に用いる。
日本薬局方では、生薬コウボク(厚朴)は ホオノキ、コウボク Magnolia officinalis(厚朴)又は M. officinalis
var. biloba(凹葉厚朴)の樹皮である(第十八改正日本薬局方)。 |
『万葉集』に、
攀じ折れる保宝葉(ほほば)を見る歌二首
吾がせこ(兄子)が捧げて持たるほほがしはあたかも似るか青き蓋(きぬがさ)
(19/4204,僧恵行)
皇神祖(すめろぎ)の遠御世御世はい布(し)き折り酒(き)飲みきといふそ此のほほがしは
(19/4205,大伴家持)
|
|