はうちわかえで (羽団扇かえで)

学名  Acer japonicum
日本名  ハウチワカエデ
科名(日本名)  ムクロジ科
  日本語別名  メイゲツカエデ(名月かえで)、イタヤカエデ 
漢名  羽扇槭(ウセンシュク,yŭshànqì)
科名(漢名)  無患子(ブカンシ, wúhuànzĭ)科
  漢語別名  日本槭
英名  
2018/05/16 長野県蓼科山
2009/04/20 仙台市東北大学植物園
2017/07/08 長野県蓼科山

2018/08/17 長野県蓼科山   

2006/11/09 甲州市大和町初鹿野 景徳院

 カエデ属 Acer(槭 qì 屬)については、カエデ属を見よ。
 イタヤカエデと呼ぶ木には、次の2種がある。
   トキワカエデ 俚称イタヤ・イタヤギ、別名ハナ・ハナノキ
   ハウチワカエデ 別名メイゲツカエデ 
 「和名ハ羽團扇かへでノ意ニシテ其葉狀ニ基ク」(『牧野日本植物圖鑑』)。なお、羽団扇とは天狗が持つ鳥の羽で作ったうちわ。
 
「和名板屋かへでハ其葉能ク繁リ恰モ板屋ノ如ク雨露ノ漏ルル事ナシトノ意ニテ斯ク名ク」(『牧野日本植物圖鑑』)。
 「名月ハ鮮カニ照セル秋ノ月ニシテ、是レガ爲メ其月光ニテ落葉スル紅葉モ能ク認メ得ルト云フ意ニテ此ク名ク」(『牧野日本植物圖鑑』)。意味が取りにくいが、『改訂増補 牧野新日本植物圖鑑』は言い換えて、「名月カエデは秋の名月の光で,落葉する紅葉も見られるという意味でついた」と。
 『増補地錦抄』(1710)に、「名月(めいげつ)、一名いたや楓・・・葉形切数多十二ひとへのごとく随分大キなる事外になし葉多く付キたる木の下は雨露ももらぬといふ心にや板家(いたや)楓と号(なつく)もよき見たて・・・」とある。
 北海道・本州に分布。
 

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