はまなす (浜茄子・浜梨) 

学名  Rosa rugosa
日本名  ハマナス
科名(日本名)  バラ科
  日本語別名  ハマナシ
漢名  (玫瑰は マイカイを見よ。)
科名(漢名)  薔薇(ショウビ,qiangwei)科
  漢語別名  
英名  Turkestan rose, Rugosa rose, Japanese rose
2006/03/31 跡見学園女子大学新座キャンパス (栽培)
2006/04/24 三芳町竹間沢 (栽培)
2007/05/18 跡見学園女子大学新座キャンパス (栽培)

2004/06/14 跡見学園女子大学新座キャンパス 2004/07/03 同左 2004/10/15 同左
2006/08/02 三芳町竹間沢 (栽培)
2005/02/11 神代植物公園 (栽培)
 日本のハマナスと中国のマイカイ(玫瑰)との関係について、諸説がある。
 手許にある資料を一覧する。
出典 ハマナス 玫瑰 芳香月季
『中国高等植物図鑑』『花卉詞典』    R. rugosa R. odorata
『原色樹木大図鑑』 R. rugosa R. rugosa var. plena  
『改訂増補牧野新日本植物図鑑』 R. rugosa R. odorata  
薬用植物園   R. odorata var. thea  
神代植物公園 R. rugosa R. x maikai  
 
 R. rugosa には、次のような品種がある。
  ベニマハナシ cv. 'Scarlet'
  スカブローサ cv. 'Scabrosa'  
 バラ一般については、バラを見よ。
 和名は、果実を食用にすることから浜梨の意で、ハマナスはその東北訛とし、浜茄子と書くのは誤りと言う。

 昭和八年八月六日の新聞の『ラジオ版』なるものを見ると、その日の午後に「東日本俚謡競べ」という催しがあると書いてある。その先頭を承るは、札幌で放送される二曲「恋のお神威」と「紅燕情話」とで、次は函館の「江差追分」、秋田の「祭礼ばやし」から、長野の「木曽節」等々、最後に「松任プールの歌」なる駄作までズラリと顔を並べている。
 ところでこの「恋のお神威」は河合裸石原作、灰野庄平作歌とあり、「紅燕情話」は河合裸石原作、山岸荷葉作歌とあるが、いずれも「浜茄子(はまなす)」の花を多分に詠み込んであるのをみると、原作者あるいは作歌者、または御両所とも、余程この花に憧憬を持っておられるものとみえる。
 これはいうまでもなく、本邦東北地方から北海道、千島、カムチャツカ、またシベリア、沿海州、満州、朝鮮北部等に亘って、単調な海岸に一点の紅を添えるところの、俚称ハマナスというバラの一種を指すことと直に首肯できる。しかるにこのハマナスなる名称は、このバラの実――やかましく言えば真正の果実が着生する花床(花托)――の外形が幾分梨子(なし)に似ると共に、子供達の食用にもなる処から、浜梨子の意味で命ぜられたものを、東北弁でハマナスというだけのわけであって、浜茄子の意味では毛頭ないのである。・・・
 ハマナスがハマナシの訛であろうと考えた私は、去る大正八年聊かその穿鑿を試みて、これを『植物学雑誌』第三百八十七号に発表したが、・・・
             (武田久吉『民俗と植物』)
 
 広く東アジアの温帯・亜寒帯に分布。
 日本では、北海道から、太平洋側は茨城県まで、日本海側は鳥取県まで、分布する。
 『花壇地錦抄』(1695)巻三「荊棘(いばら)のるひ」に「はまなす 花こいむらさき、ひとへ、大りん」と、また「梨子(なし)るひ」に「嶋梨子(しまなし) 赤くちいさき実あり。はまなし共いふ」と。
2009/06/20 直江津市居多(こたがはま) (自生品)
果実に、長い刺があります。
八重品と、白花品     2005/06/04  森林公園 (国立武蔵丘陵) (栽培) 

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