どうだんつつじ (燈台躑躅) 

学名  Enkianthus perulatus (E.taiwanianus)
日本名  ドウダンツツジ 
科名(日本名)  ツツジ科 
  日本語別名  ドウダン、ヤシオツツジ、ヨドガワツツジ
漢名  臺灣吊鐘花(タイワンチョウショウカ, táiwān diàozhōnghuā)
科名(漢名)  杜鵑花(トケンカ,dùjuānhuā)科
  漢語別名  滿天星(マンテンセイ,măntiānxīng)
英名  Enkianthus
2024/04/07 薬用植物園 
2018/04/04 同上

2007/04/15 神代植物公園
2005/04/21 跡見学園女子大学新座キャンパス
2004/12/08 同上
2004/11/13 同上
 ドウダンツツジ属 Enkianthus(吊鐘花 diàozhōnghuā 屬)には、日本・漢土(南部)・インドシナ・ヒマラヤに約13-16種ある。

  サラサドウダン E. campanulatus (布紋吊鐘花)
      シロバナフウリンツツジ f. albiflorus
      キバナフウリンツツジ f. lutescens
    ミヤマドウダン var. kikuchi-masaoi(E.kikuchi-masaoi)
    ツクシドウダン var. longilobus(E.longilobus)
    ベニサラサドウダン var. palibinii(var. rubicundus)
  E. cernuus(俯垂吊鐘花)
      シロドウダン f. cernuus
      ベニドウダン
(チチブドウダン) f. rubens(f.nipponicus, var.matsudae)
         
 
  E. chinensis (燈籠花・貞榕・中華吊鐘花) 華東・兩湖・廣西・四川・貴州・雲南産 『中国本草図録』Ⅶ/3269
  E. deflexus (毛葉吊鐘花・小丁花)
湖北・廣東・四川・貴州・雲南・ヒマラヤ産
  E. dunnii (疏齒吊鐘花)
  コアブラツツジ E. nudipes(E. subsessilis var. nudipes)
  E. pauciflorus (單花吊鐘花・小花燈籠花) 四川・雲南・ミャンマー産 
  ドウダンツツジ E. perulatus(E.taiwanianus;臺灣吊鐘花)
     ヒロハドウダンツツジ f. japonicus(var.japonicus)
         
静岡・愛知・紀伊半島・高知・鹿児島・臺灣北部産
  コヤスドウダン
(ホンコンドウダン) E. quinqueflorus(吊鐘花・鈴兒花)
         
江西・福建・兩湖・兩廣・四川・貴州・雲南・ベトナム産 
  E. serrulatus (齒緣吊鐘花)
  カイナンサラサドウダン E. sikokianus(E.campanulatus var.sikokianus;四國吊鐘花))
         
愛知・三重・和歌山・四国太平洋側に産 
  アブラツツジ E. subsessilis(無柄吊鐘花)
本州中北部産 
    ホソバアブラツツジ var. angustifolius
秩父産 
   
 ツツジ科 Ericaceae(杜鵑花 dùjuānhuā 科)については、ツツジ科を見よ。
 「どうだんつつじハ燈臺つつじノ轉化ニテ、其枝椏分岐ノ狀、結び燈臺ノ脚ニ似タルヨリ名ク」(『牧野日本植物図鑑』)。
 『植物學大辭典』(1918)に「滿天星 Enkianthus japonicus」を掲載し、「名見封州縣志。植物名實圖考。亦有滿天星一種。其形態與此不同。蓋同名異物也」と記す。
 満天星(マンテンセイ,măntiānxīng)の原義は、眩暈などで眼いっぱいに星がチカチカすること(『漢語大詞典』)。『中日大辞典』によれば、植物名としてはハクチョウゲドウダンツツジチドメグサトキンソウアキノノゲシ・ツルノケイトウ・カタバミノキシノブなどの別名であるという。
 広く庭木として栽培する。似たものが高知県日高村錦山に野生する。
 



跡見群芳譜 Top ↑Page Top
Copyright (C) 2006- SHIMADA Hidemasa.  All Rights reserved.
跡見群芳譜トップ モクゲンジ イチイ アブラチャン タチバナ イロハカエデ 樹木譜index