入笠山(にゅうかさやま)
地番 長野県 諏訪郡 富士見町富士見
明石山脈(南アルプス)北端、その前山をなす入笠山(標高1955m)には、山麓から山頂附近までロープウェーが通じており、高原に遊歩道が廻らされている。なかでも、山の東懐に抱かれた「入笠湿原」は標高1734m、面積こそ1.8haと小規模なものの、花の種類が豊かで密度が濃く、春はニホンスズランの自生地としても名高い。 『群芳譜』には、シロバナノエンレイソウ・ムラサキエンレイソウ・マイヅルソウ・コオニユリ・コウモリソウ・サワギク・ミツモトソウ・ミヤマハタザオ・クガイソウ・サワギキョウ・クリンユキフデ・コバギボウシ・アケボノソウ・アカバナ・イワアカバナ・ミヤマタニタデ・クルマバナ・レンゲショウマ・シモツケ・エゾリンドウ・テングクワガタ・エゾスズラン・ヒメナミキ・ などを載せた。