辨 |
アブラギリ属 Vernicia(油桐 yóutóng 屬)には、南&東南アジアに3種がある。
アブラギリ V. cornata(Aleuites cornata;E.Japanene tung-oil tree)
日本・朝鮮・中国に分布。油を採る。本草綱目啓蒙31
オオアブラギリ(シナアブラギリ) V. fordii(Sleurites fordii;油桐)
カントンアブラギリ V. montana(Aleuritse montana;大油桐・木油樹;E.Wood-oil tree)
臺灣・浙江・江西・福建・湖南・兩廣・四川・貴州・雲南産。油を採る。
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トウダイグサ科 Euphorbiaceae(大戟 dàjĭ 科)については、トウダイグサ科を見よ。 |
訓 |
漢名の桐(トウ,tóng)については、キリを見よ。 |
説 |
河南・陝西・華東・兩湖・兩廣・四川・貴州・雲南・臺灣・ベトナム・ミャンマーで、油を採るために栽培。 |
誌 |
中国では、根・葉・花・果殻・種子油を薬用にする。『全國中草藥匯編 上』pp.465-466 |
種子からキリ油を採る。かつては灯油・油紙などに用い、今日では塗料・印刷用インキ・リノリウムなどに用いる。ただし有毒であり、食用にならない。 |