うちわやし (団扇椰子) 

学名  Borassus flabellifer
日本名  ウチワヤシ
科名(日本名)  ヤシ科
  日本語別名  オウギヤシ、パルミラヤシ
漢名  貝(唄・梖)葉樹(バイヨウジュ,beiyeshu)
科名(漢名)  棕櫚(シュロ,zonglü)科
  漢語別名  貝多羅(バイタラ,beiduoluo)・貝多、多羅(タラ,duoluo)、葉棕(バイヨウシュ,beiyezong)、高竦樹(コウショウジュ,gaosongshu)
英名  Palmyra palm

 オウギヤシ属 Borassus。
 ヤシ科 Arecaceae(Palmae;棕櫚科)については、ヤシ科を見よ。
 インドのサンスクリット語で、この樹をターラ tala と呼ぶ。これを、漢語には多羅と音写し、高竦樹と意訳する。
 漢名の貝多羅は、インドのサンスクリット語パトラ pattra に基づく。パトラは「葉」の意。
 これを漢語には 貝多羅と音写し、貝多と略称する。また、重言であるが、その葉を貝多羅葉(バイタラヨウ)と呼び、貝多葉・貝葉・多羅葉などと略称する。
 なお、pattra を 一に槃多(バンタ,panduo)とも音写する。
 漢名の貝多羅には二義が有り、① パルミラヤシ、② インドボダイジュ
 和名をタラヨウというものは、ただし、別の植物である。
 熱帯アフリカ原産、古くから西・南アジアでされ、一部野生化している。
 高30mに達し、葉は革質で掌状扇形、径1-1.5m。
 極めて有用な植物で、植物体の各部分を それぞれに利用する。
 幹は建築・家具材。樹液や花軸の液汁は、そのまま飲料とし、醗酵させてヤシ酒とし、煮つめて粗糖をとる。葉は屋根を葺き、緑肥に用い、焼いて石灰と塩をとる。葉・葉柄・茎・外果皮などから繊維を採り、敷物・籠・帽子などを編む。果実・胚乳・若芽などは、食用にする。
 昔インドでは、その葉を短冊形に切りそろえ、これに字を書いて記録に用いた。
 仏教でも、古くはこの葉に経典を書写した。これを中国では貝葉経(バイヨウキョウ)と呼ぶ。

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