ほんかいどう (本海棠) 

学名  Malus spectabilis
日本名  ホンカイドウ
科名(日本名)  バラ科
  日本語別名  カイドウ
漢名  海棠(カイドウ,haitang)
科名(漢名)  薔薇(ショウビ,qiangwei)科
  漢語別名  梨花海棠(リカカイトウ,lihuahaitang)
英名  Chinese flowering crabapple
花の姿は『中国本草図録』Ⅳ/1668参照。

 花は白色、径4cm。
 リンゴ属 Malus(蘋果屬)の植物については、リンゴ属を見よ。
 和名のカイドウは漢語海棠の音、ホンカイドウとは本物のカイドウ。
 漢名の海棠については、リンゴ属を見よ。
 中国原産、華北を中心に永らく栽培され続けてきた観賞用品であり、野生品は知られていない。自然交配による雑種であろうという。
 種子は生るが、実生の株の花には変異が多い。枝を、実生の苗か M.beccata(山荊子)に接木して、増やす。
 日本には自生せず、ほとんど栽培しない。
 中国で観賞されてきた海棠と言えば 本種である。日本には入ってこなかった。
 「和において真の海棠なし」という
(『滑稽雑談』)ゆえん。

 その花は、南北朝時代から観賞され、美しい女性の姿にたとえられてきた。
 すなわち、洛陽の北に金谷園を営んだ石崇
(249-300)は、かつて満開の海棠を前にして「汝、若し能く香れば、当に金屋を以て汝を貯えん」といったという(『王禹偁詩話』。黄金で家を作って美女を貯えるとは、『漢武故事』に見える故事から)
 唐には、玄宗
(685-762,在位712-756)が二日酔いでしどけない楊貴妃の姿を見て、「海棠の睡り、未だ足らざるのみ」と庇ったのは有名な逸話(『太真外伝』)


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