ポプラ 

学名  Populus×canadensis (P. nigra var. italica)
日本名  セイヨウハコヤナギ 
科名(日本名)  ヤナギ科 
  日本語別名  ポプラ、イタリアポプラ
漢名  鑽天楊(サンテンヨウ,zuantianyang) 
科名(漢名)  楊柳(ヨウリュウ,yangliu)科
  漢語別名  加拿大楊、美國楊(ビコクヨウ,maiyang)、美楊、筆楊(ヒツヨウ,biyang) 
英名  Lombardy poplar, Black poplar
2005/04/21 跡見学園女子大学新座キャンパス(以下、同)
2004/11/27
2005/12/05
2006/12/02
2005/01/11

 ヤマナラシ属(ハコヤナギ属) Populus(楊屬)については、ヤマナラシ属を見よ。
 ヤナギ科 Salicaceae(楊柳科)の植物については、ヤナギ科を見よ。
 ヤマナラシというのは 葉柄が扁平で風に震えることから山鳴し、ハコヤナギとは むかし材で扇の箱を作ったことから箱柳という。
 中国では、歴史的にヤナギ科の樹木を楊柳と総称してきた。
 一般的には、そのうちヤマナラシ
(ハコヤナギ)属の樹木を楊と呼び、ヤナギ属の植物を柳と呼ぶ。
 学名の属名は、ラテン語の人民 populus。
 英名ポプラは、広義にはヤマナラシ属の総称、狭義にはセイヨウハコヤナギ P. nigra var. italica。
 「第2次大戦中イタリアで、ヨーロッパクロヤマナラシ P. nigra (英名 black poplar)、その変種で樹形がほうき状となるセイヨウハコヤナギ var. italica (英名 Lombardy poplar)やアメリカクロヤマナラシ P. deltoides (英名 cottonwood)などを使った交雑が行われ、多数の早生の品種すなわちイタリアポプラが作り出された。さらに戦後、より多くの種を用いた育種が世界各国で大々的に進められ、多くのいわゆる改良ポプラの品種が作られた。」(世界大百科事典)
 材は白くて軟らかく、マッチの軸木材。今日では、ほかに包装材・パルプ材などとして用いる。また、街路樹・防風林などとして、広く植栽されている。
 『旧約聖書』の詩篇137に、バビロンの捕囚となった古代イスラエルの人々が、バビロンの流れのほとりに生えた柳の木に竪琴を掛け、故郷のシオンを思い出して涙を流した、とある「バビロンの柳」は、同属のコトカケヤナギ P. euphratica (Balsamiflua euphratica) であったという。
 ローマ時代には、ポプラは家々の前に植えられ、人々はその木陰で集会した。
 中国では、賈思勰『斉民要術』(530-550)巻5に「種楡・白楊」が載る。
 日本では、ポプラの仲間を植栽するようになったのは、明治以降のこと。
 文部省唱歌「牧場の朝」
(1932)に、

   ただ一面に立ちこめた
   牧場の朝の霧の海。
   ポプラ並木のうっすりと
   黒い底から、勇ましく
   鐘が鳴るなる、かんかんと。・・・
 
2006/06/04 北大 (札幌)
 いわゆる「北大のポプラ並木」。
 平成16年(2004)9月8日、台風18号の強風で、半数近くが被害を受けました。
 今は若い苗を植えて、再生がはかられています。

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