やなぎらん (柳蘭)

学名  Chamaenerion angustifolium (Epilobium angustifolium)
日本名  ヤナギラン
科名(日本名)  アカバナ科
  日本語別名  
漢名  柳蘭(リュウラン,liŭlán)
科名(漢名)  柳葉菜(リュウヨウサイ,liŭyècài)科
  漢語別名  紅筷子・鐵筷子、糯芋、遍山紅、火燒蘭
英名  
2017/06/11 長野県 霧ヶ峰 

2013/07/27  長野県 霧ケ峰

2008/07/24 長野県蓼科山

2011/08/15 長野県 霧ヶ峰 (八島が原)

2017/08/02 長野県 蓼科山
2010/08/26 長野県 志賀高原

2008/08/28 上信県境 湯の丸高原

2016/08/25 長野県 霧ケ峰

2023/09/19 長野県入笠山 

 ヤナギラン属 Chamaenerion(Chamerion;柳蘭 liŭlán 屬)には、世界に約8-10種がある。

  C. angustifolium
    ヤナギラン subsp. angustifolium(Epilobium angustifolium;柳蘭)
    ウスゲヤナギラン subsp. circumvagum(Epilobium angustifolium var.pubescens;
         毛脈柳蘭)
日本では本州中部~東北南部に産 
  C. conspersum(網脈柳蘭)
陝西・青海・四川・雲南・ヒマラヤ産 
  ヒメヤナギラン C. latifolium(Epilobium latifolium, E.kesamitsui;寛葉柳蘭)
         
カムチャツカ・東シベリア・天山アルタイ・カシミール・北米北部に産、
         
日本では山梨県北岳に産
  C. speciosum(喜馬拉雅柳蘭)
ヒマラヤ産 

 この属の植物はアカバナ属 Epilobium(柳葉菜屬)に含める考え方もある。 
 アカバナ科 ONAGRACEAE(柳葉菜科)については、アカバナ科を見よ。
 「和名柳蘭或ハ柳草ハ葉形ニ基ク」(『牧野日本植物図鑑』)。 
 広く北半球の温帯・寒帯に分布。日本では北海道・本州(中部以北)に、中国では遼寧・吉林・黑龍江・華北・西北・四川・貴州・雲南に自生。
 全株にタンニンを約10%含む。
 中国では、全草を紅筷子(コウカイシ,hongkuaizi)と呼び、薬用にする。『全国中草葯匯編』下/281

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