やまとりかぶと (山鳥兜)

 学名  Aconitum japonicum subsp. japonicum
 日本名  ヤマトリカブト
 科名(日本名)  キンポウゲ科
   日本語別名  
 漢名  日本烏頭(ニホンウトウ, rìběn wūtóu)
 科名(漢名)  毛茛(モウコン,máogèn)科
   漢語別名  
 英名  

2011/08/16 長野県蓼科山 

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2013/08/12 長野県麦草峠 

2010/08/26 長野県志賀高原 信州大学教育学部附属志賀自然教育園
 花の上部のかぶと状のものは上萼片、下部に垂れ下がっている二枚の楕円形のものは下萼片、中間に左右から合わさっているものは 二枚の円形の中萼片。花瓣は上萼片の中に隠れている。

2012/08/05 茅野市北山 

 

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2023/09/19 長野県入笠山 

 Aconitum japonicum は、日本各地の山地に普通に見られるが地方的変異が大きく、亜種・変種の分類は難しいと言い、その分類には諸説がある。

 『改訂新版 日本の野生植物』(2016)に依れば以下の如し。

  A. japonicum
    ヤマトリカブト subsp. japonicum(A.ibukiense var.hakonense,
         A.japonicum var.hakonense, A.japonicum var.montanum,
         A.senanense var.hakonense, A.senanense var.curvipilum,
         A.unguienlatum;日本烏頭)
本州(栃木乃至愛知)産 
    オクトリカブト subsp. subcuneatum(A.aizuense, A.ozense,
         A.subcuneatum, A.tashiromontanum, A.yezoense var.mazimae,
         A.zuccarinii)
北海道(道南)・本州(新潟群馬以北の日本海側)産 
    ツクバトリカブト subsp. maritimum
       ツクバトリカブト
(狭義) var. maritimum(A.momosei, A.rectissimum,
         A.tsukubense)
      イヤリトリカブト var. iyariense
本州(長野北部)産 絶滅危惧IA類(CR,環境省RedList2020) 
    イブキトリカブト subsp. ibukiense(A.ibukiense,
         A.ibukiense var.eizanense)
本州(福井以西)産 
    タンナトリカブト
(サンインヤマトリカブト) subsp. napiforme(A.calliathum,
         A.kiusianum, A.napiforme, A.sanienense, A.tashiori, A.tokusaense;
         蘿蔔烏頭 luóbo wūtóu)
         
本州(中国)・四国・九州・朝鮮・遼寧・吉林・黑龍江産 
    

 トリカブト属 Aconitum(烏頭 wūtóu 屬)については、トリカブト属を見よ。 

  

 根茎にはアルカロイドを含み、毒性が極めて強い。 

 


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