つるな (蔓菜) 

学名  Tetragonia teragonoides (T.expansa, T.japonica, Desmovia tetragonoides)
日本名  ツルナ
科名(日本名)  ハマミズナ科
  日本語別名  ハマヂシャ、ハマナ、ハマアカザ
漢名  蕃杏(ハンキョウ,fānxìng)
科名(漢名)  蕃杏(ハンキョウ,fānxìng)科
  漢語別名  法國菠草(ホウコクハソウ,făguó bōcăo)、洋菠菜、新西蘭菠菜
英名  New Zealand spinach
2008/05/15 館山市見物
2011/06/09 神奈川県真鶴岬 
2007/06/19 小石川植物園
2005/09/18 薬用植物園

 ハマミズナ科(ツルナ科) Aizoaceae(蕃杏 fānxìng 科)には、世界の熱帯を中心に約113-130属 約1200-2000種がある。

  Aizoon(景天蕃杏屬)
主にアフリカに約40-45種 

  Carpobrotus(海榕菜屬)
    C. acinaciformis(短劔)
南アフリカ産 
    バクヤギク C. chilensis
チリ・アルゼンチン産 
    C. edulis(Mesembryanthemum edule;食用晝花・食用日中花)
南アフリカ産 

  Conophytum(肉錐花)
    C. auriflorum(肉錐花)
 南アフリカ産 
    コウスイギョク C. truncatellum

  Delosperma(露子花屬)
アラビア・アフリカ・マダガスカルに約170種 
    ハナランザン D. cooperi(麗晃)
南アフリカ産 
    D. echinatum(D.pruinosum;刺葉露子花)
南アフリカ産 
    D. napiforme(露子花)
インド洋(レユニオン島)産 

  Dorotheanthus(彩虹花)屬 
南アフリカに約10種
    ヘラマツバギク
D. bellidiformis(Cleretum bellidiformis;彩虹花)

  Drosanthemum(彌生花屬) 
南アフリカに約30-110種
    D. candens
    ビコウ D. floribundum(多花彌生花)
南アフリカ産 
    D. hispidum(彌生花)
南アフリカ・ナミビア産
    ギョクキ D. schoenlandianum
南アフリカ産 

  Fenestraria(窗玉屬)
南アフリカ・ナミビアに約 1種 
    F. aurantiaca(五十鈴玉・橙黄棒葉花)
    F. rhopalophylla(群玉・棒葉花)
南アフリカ・ナミビア産 

  Gisekia(針晶粟草屬)
アフリカ・西&南アジア・インドシナに約7種 
    G. pharnaceoides(針晶粟草)海南島・インドシナ・インド・西アジア・アフリカに産

  Glinus(星粟草屬)
世界の熱帯・亜熱帯に約10種 
    G. lotoides(星粟草)
臺灣・海南島・雲南から旧世界の熱帯・亜熱帯に産 
    G. oppositifolius(長梗星粟草)
臺灣・海南島から旧世界の熱帯・亜熱帯に産 

  マツバギク属 Lampranthus(松葉菊屬)

  Lithops(生石花屬)
アフリカ南部に約38種 
    L. aucampiae(日輪玉)
    L. bella(琥珀玉)
    L. eberlanzii(福壽玉)
    L. marmorata(聖典玉)
    L. peersii(麗春玉)
    マガタマ L. pseudotruncatella(生石花)
    L. turbiniformis(露美玉)

  Mesembryanthemum(日中花屬)
地中海・アラビア・イラン・アフリカ南部に約106種
    ハナヅルソウ M. cordifolium(Aptesia cordifolia;
         心葉日中花・露花・露草) 南アフリカ南部産
    M. cryptanthum
ナミビア産
    M. crystallinum(冰葉日中花・冰花)
 蔬菜として食用、『週刊朝日百科 植物の世界』8-37 

  ハマミズナ属 Sesuvium(海馬齒屬) 
世界の熱帯・亜熱帯に8-12種
    
ミルスベリヒユ(ハマミズナ・ハマスベリヒユ) S. portulacastrum(海馬齒)
         
小笠原・琉球・臺灣・福建・廣東・海南島から広く世界の熱帯に分布 
         『週刊朝日百科 植物の世界』8-36 
      シロミルスベリヒユ var. griseum(var.tawadanum)

  ツルナ属 Tetragonia(蕃杏屬)
 主として南半球に約50-85種
    T. maritima
チリ北部産
    ツルナ T. tetragonoides(T.expansa;蕃杏・法國菠草)

  スベリヒユモドキ属 Trianthema(假海馬齒屬)
 世界の熱帯・亜熱帯に約20-30種
    スベリヒユモドキ T. portulacastrum(T.monogyna;假海馬齒)
         
臺灣・海南島から世界の熱帯・亜熱帯に産
   
 漢名に含まれる法國(făguó)はフランス、新西蘭(xīnxīlán)はニュージーランド、
菠草(ハソウ,bōcăo)・菠菜(ハサイ,bōcài)はホウレンソウ
 北海道西南部・本州・四国・九州・琉球・朝鮮・臺灣・福建・浙江・江蘇・廣東から、広く太平洋周囲の沿岸に分布。
 1770年、ジェームズ・クック James Cook(1728-1779)により、ニュージーランドの野性品が発見された。世界の熱帯・温帯で栽培。
 嫩葉を蔬菜として栽培、日本では今は行われていない。
 茎葉を乾燥したものを蕃杏と呼び、民間薬。


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