ほうれんそう (菠薐草)
学名 |
Spinacia oleracea |
日本名 |
ホウレンソウ |
科名(日本名) |
ヒユ科 |
日本語別名 |
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漢名 |
菠菜(ハサイ,bōcài) |
科名(漢名) |
莧(カン,xiàn)科 |
漢語別名 |
菠薐菜(ハリョウサイ,bōléngcài)・飛薐草(ヒリョウソウ,fēiléngcăo)・飛龍菜、赤根菜(セキコンサイ,chigencai)、角菜(カクサイ,jiaocai) |
英名 |
Spinach |
2005/06/04 新座市大和田 |
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2005/03/02 新座市中野 |
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2005/12/10 三芳町竹間沢 |
2006/04/13 同左 |
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2008/04/05 明治薬科大学薬草園 |
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辨 |
ホウレンソウ属 Spinacia(波菜 bōcài 屬)には、西&中央アジアに3種がある。
ホウレンソウ S. oleracea(菠菜;E.Spinach)
S. tetrandra カフカス・西アジア産
S. turkestana イラン・中央アジア産
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ヒユ科 Amaranthaceae(莧 xiàn 科)については、ヒユ科を見よ。 |
訓 |
和名のホウレンは、漢名菠薐の唐宋音ホリンの訛。
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『大和本草』に、「菠薐{ハウレン} ・・・ハウレンハ唐音ナリ」と。
小野蘭山『本草綱目啓蒙』23(1806)菠薐に、「ハウレンサウ即菠薐ノ音転ナリ」と。 |
菠薐は、昔のネパール(?)のことばでペルシアのこと(?)という。 |
説 |
西アジア(アルメニア乃至イラン)原産。11世紀にスペインに入り、ここから14世紀にヨーロッパ各地に伝えられた。アメリカには19世紀初に入る。
中国には、唐初(7c.)にネパールあるいはシルクロードを通って入った。
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日本には、在来種である秋蒔き種が江戸時代に長崎に入り、明治以後西洋種である春蒔き種が入った。 |
雌性両全性同株。 |
誌 |
日本では、林羅山『多識篇』(1630)に「カラナ」、松江重頼『毛吹草』(1638)に「鳳蓮草」として見える。 |
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