とうばな (塔花)
学名 |
Clinopodium gracile (Calamintha gracilis) |
日本名 |
トウバナ |
科名(日本名) |
シソ科 |
日本語別名 |
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漢名 |
細風輪菜(サイフウリンサイ, xì fēnglúncài) |
科名(漢名) |
脣形(シンケイ,chúnxíng)科 |
漢語別名 |
剪刀草(セントウソウ,jiandaocao)、瘦風輪(ソウフウリン,shoufenglun)、玉如意(ギョクジョイ,yuruyi)、野仙人草(ヤセンニンソウ,yexianrencao)、塔花 |
英名 |
Wild basil |
2024/05/15 武蔵村山市岸 (田の畔にて) |
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辨 |
YList や IPNI は、Clinopodium confine を C. gracile のシノニムとする。
『植物智』は、この二を別種とする。
C. gracile(細風輪菜) 日本(南部)・華東・湖南・兩廣・四川・貴州・雲南・東南アジア・インド産
C. confine(隣近風輪菜) 浙江産
YList は C. confine について、「この学名のもとで記載された中国産のものは日本のトウバナと同じものかどうか疑わしい」と注記する。 |
クルマバナ属 Clinopodium(風輪菜 fēnglúncài 屬)については、クルマバナ属を見よ。 |
訓 |
「和名塔花ハ花穗ノ狀ニ基因ス」(『牧野日本植物図鑑』)。 |
説 |
本州・四国・九州・琉球・朝鮮南部・臺灣・華東・兩湖・兩廣・四川・貴州・雲南・ヒマラヤ・インドシナ・マレシアに分布。 |
誌 |
中国では、『全国中草葯匯編』上/895-896 によれば、Clinopodium gracile(瘦風輪)の全草を薬用にする。また、『全国中草葯匯編』下/253
によれば、Clinopodium confine(光風輪菜)の全草を薬用にする。
なお、『中葯大辞典』4691によれば、C.confine(光風輪)或は C.gracile(瘦風輪)の全草を剪刀草と呼び薬用にする。 |
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