たかさぶろう 

学名  Eclipta prostrata (E. alba)
日本名  タカサブロウ
科名(日本名)  キク科
  日本語別名  
漢名  鱧腸(レイチョウ,lichang)
科名(漢名)  菊(キク,ju)科
  漢語別名  白花蟚蜞菊、旱蓮草(カンレンソウ,hanliancao)・水旱蓮・野水旱蓮・蓮子草、墨草(ボクソウ,mocao)・墨菜・墨旱蓮・墨斗草・墨汁草・墨水草・烏心草、老鴣筋、猪牙草
英名
2006/09/07 長瀞町

 タカサブロウ属 Eclipta(鱧腸屬)には、次のようなものがある。
   タカサブロウ E. prostrata(E.alba;鱧腸)
『中国雑草原色図鑑』247
   E. punctata
南アメリカ産
   E. zipperiana 
インド産 

 日本在来のタカサブロウを、東南アジアなどに分布する E.prostrata
(全身に毛がある)と同一種とする説、E.prostrata とは異なる種として E.alba とする説、さらに E.alba を、在来のモトタカサブロウ E.thermalis と 新たに渡来したアメリカタカサブロウ E.alba(北・中央アメリカ・ヨーロッパ原産)に二分する説、などがある(『日本の帰化植物』)
 キク科 Compositae(菊科)の植物については、キク科を見よ。
 和名の由来は不明。一説に、ただれ目治療用の「たたらびそう」の転訛かという。
 深江輔仁『本草和名』(ca.918)鱧腸に、「和名宇末岐多之」と。
 源順『倭名類聚抄』
(ca.934)鱧腸草に、「和名宇末木太之」と。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』12(1806)鱧腸に、「タゝラビ タカサブラフ ウナギツカミ
若州 ウナギコロシ同上 耆婆三礼草和方書。水苦蕒(カハチサ)ルウダ三物同名 サブロタ江戸 タウツゲ阿州 タゴマ能州 イタチノヒトモトクサ佐州 ウナギダシ イタチグサ」と。
 漢名は、李時珍『本草綱目』に「鱧は烏魚なり。其の腸、亦た烏(くろい)。此の草の柔らかい茎、之を断てば墨汁有りて出づ。故に名づく。俗に墨菜と呼ぶは是なり」と。なお、鱧は(ハモではなく)、ウナギに似た淡水魚で、色は黒く、別名は黒魚・烏魚。
 『本草綱目啓蒙』12に「生ノ時茎ヲ摘ハ即黒色ニ変ズ。故ニ莖ヲキリソノマゝ字ヲ書スレハ其色浅黒ナリ。故ニ唐山ニテ墨斗草ト云。墨斗ハヤタテナリ。然レトモ一摘僅ニ一二画ニスギズ」と。
 広く世界の熱帯・亜熱帯に分布。
 日本では本州以南に自生、史前帰化植物という。
 中国では、全草を旱蓮草と呼び、薬用にする(墨旱蓮に対して紅旱蓮というものは、トモエソウ)『中薬志Ⅲ』pp.101-107
 またアジア各地で薬用に用いる。
 日本では、蔬菜として食用にした。徳川家光は、そのおひたしを特に好んだという。

跡見群芳譜 Top ↑Page Top
Copyright (C) 2006- SHIMADA Hidemasa.  All Rights reserved.
クサコアカソウ シュロソウ スハマソウ イワチドリ チダケサシ 跡見群芳譜トップ 野草譜index