くさのおう (草黄) 

学名  Chelidonium majus subsp. asiaticum
日本名  クサノオウ
科名(日本名)  ケシ科
  日本語別名  タムシクサ、イボクサ
漢名  白屈菜(ハククツサイ,báiqūcài)
科名(漢名)  罌粟(オウゾク,yīngsù)科
  漢語別名  山黃連(サンコウレン,shanhuanglian)・假黃連・土黃連、斷腸草
英名  Greater celandine, Swallow wort

2006/04/28 新座市中野
2004/09/01 跡見学園女子大学新座キャンパス

2018/05/16 長野県茅野市


 クサノオウ属 Chelidonium(白屈菜 báiqūcài 屬)は、1属1種。

   C. majus(白屈菜・山黃連)『中国雑草原色図鑑』74
     subsp. majus
 ヨーロッパ・西アジア産 
     クサノオウ subsp. asiaticum
    
 ケシ科 Papaveraceae(罌粟 yīngsù 科)については、ケシ科を見よ。
 和名は、草の黄、草の王、又は瘡(くさ)の王。アイヌ名はオトンプイキナ。
 北海道・本州・四国・九州・朝鮮・極東ロシア・遼寧・吉林・黑龍江・華北・山東・江蘇・浙江・江西・四川に分布。種としてはイベリア・北西アフリカにまで広がる。
 切ると黄色い汁が出るが、ケリドニン・ベルベリンなどのアルカロイドを含み、有毒。
 古代ギリシアでは、黄疸の薬として用いた。
 中国では、花や果実のついた全草を乾燥したものを白屈菜(ハククツサイ,báiqūcài)と呼び薬用にする。『全國中草藥匯編 上』pp.293-294 『(修訂) 中葯志』IV/290-293 
 日本では、『花壇地錦抄』(1695)巻四・五「草花 春之部」に、「草のわう 中末。花黄色成小草也」と。

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