こぶなぐさ (小鮒草) 

学名  Arthraxon hispidus
日本名  コブナグサ
科名(日本名)  イネ科
  日本語別名  カイナグサ(腕草)、アシイ(脚藺)、ハチジョウカリヤス(八丈刈安)、イモグサ
漢名  草(ジンソウ,jincao)
科名(漢名)  禾本(カホン,heben)科
  漢語別名  菉(ロク,lu)、綠(リョク・ロク,lü)
英名  Hispid arthraxon
2009/08/22 新潟県南砺市五箇山

2009/09/26 入間市宮寺
2005/10/01 せせらぎ公園 (清瀬市中里)
2007/10/04 神代植物公園

 コブナグサ属 Arthraxon(草屬)には、アジア・アフリカに約15種がある。
   コブナグサ A. hispidus()『中国雑草原色図鑑』291
     var. hookeri(毛軸草)
     var. centrasiaticus(中亞草)
     var. cryptatherus(匿芒草)
   オニコブナグサ A. lancifolius(小葉草・柔葉藎草)
『中国雑草原色図鑑』290
   A. prionodes(矛葉草) 
 イネ科 Poaceae(Gramineae;禾本科)については、イネ科を見よ。
 和名の小鮒草はその葉の形、腕草はその茎の形から。
 深江輔仁『本草和名』(ca.918)草に、「和名加伊奈、一名阿之為」と。
 源順『倭名類聚抄』
(ca.934)に、黄草は「加伊奈、本朝式云刈安草」と、藎草は「和名加木奈、一云阿之井」と。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』12(1806)藎草に、「カリヤス
和名鈔。同名アリ カイナ同上 コブナグサ京師 サゝモドキ江州 カイナグサ播州筑前」と。
 広く温帯・熱帯アジアに分布する。
 枝葉から黄色の染料を採る。
 中国では、この黄色で官服を染めたので、よく人々を使ってこの草を集めさせた(例えば『詩経』小雅・采緑)。
 また、その莖・葉・花を薬用にする
(『中国本草図録』Ⅸ/4392)
 『爾雅』釋草に「菉(リョク・ロク,lu)、王芻(オウスウ,wangchu)」と、その郭璞注に「菉、蓐(ジョク,ru)也。今呼鴟脚莎(シキャクサ,qijiaosuo)」と。
 日本でも、カリヤスとともに黄色染料として用いられた。
 とくに八丈島では、ツバキの灰を媒染剤として黄八丈を染めるのに用いたので、八丈刈安の名がある。

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