きからすうり (黄烏瓜) 

学名  Trichosanthes kirilowii var. japonica
日本名  キカラスウリ
科名(日本名)  ウリ科
  日本語別名  ウカイ、ウシノシイ
漢名  栝樓(カツロウ,gualou;kuolou)
科名(漢名)  葫蘆(コロ,hulu)科
  漢語別名  瓜蔞(カロウ,gualou)・果蠃、天瓜・黄瓜・藥瓜(ヤクカ,yaogua)、地樓、生牛蛋子
英名  Snake gourd
2004/06/28 小平市学園東町
2004/07/04 薬用植物園

 基本種はトウカラスウリ(シナカラスウリ・チョウセンカラスウリ)var.kirilowii(栝樓・瓜蔞・藥瓜)。
 すなわち漢名は基本種に対するもの、和名は日本産の変種に対するもの。
 カラスウリ属 Trichosanthes(栝樓屬)については、カラスウリ属を見よ。
 深江輔仁『本草和名』(ca.918)栝樓に、「和名加良須宇利」と。
 源順『倭名類聚抄』(ca.934)栝樓に、「和名加良須宇里」と。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』14(1806)活楼閣に、「キカラスウリ
王瓜ニ混スル故ニ黄ノ字ヲ冠ス クソウリ越前 ミヅカラスウリ同上 カルリ伯州 ゴウリ肥前筑前 ゴリ薩州 ウシゴウリ筑後 カラスコンビ豫州 ウシコベ豊後 ヤマウリカヅラ泉州 イガウリ城州貴船 ムベウリ同上 コビノコ土州。根名 烏塊和方書。実ノ名」と。
 キカラスウリは、日本特産。北海道南部乃至奄美大島に分布。
 基本種トウカラスウリは、朝鮮・中国
(遼寧・河北・山西・陝西・甘肅・靑海・河南・山東・安徽・江蘇・浙江・福建・兩湖・兩廣・四川・貴州・雲南)・ベトナムに分布。中国では、各地で栽培。
  地下の太った長い根は 栝樓根(カツロウコン,gualougen,かろこん)・瓜呂根(カリョコン,gualügen)、豊富に澱粉を含む乾燥した根(或は根から採る澱粉)は天花粉(テンカフン,tianhuafen)、果実は栝樓・全栝樓・栝樓實(カツロウジツ,gualoushi,かろじつ)・瓜蔞、果皮は栝樓皮(カツロウヒ,gualoupi,かろひ)、種子は栝樓仁(カツロウジン,gualouren,かろにん)・瓜蔞子と呼び、いずれも薬用にする。『中薬志』Ⅰpp.92-93・Ⅱpp.344-352
 日本薬局方では、本種の根及びオオカラスウリ T. bracteata(大苞栝樓)の、皮層を除いた根を、カロコンとして収載する。(カラスウリの根は 日本薬局方には載せない。)
 中国では、『爾雅』釋草に「果臝(カラ,guoluo)之實、栝樓」と、郭璞注に「今齊人呼之爲天瓜(テンカ,tiangua)」と。
トウカラスウリ var.kirilowii
   2008/08/18 明治薬科大学薬草園

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