辨 |
カテンソウ属 Nanocnide(花點草 huādiăncăo 屬)には、東アジアに3種がある。
カテンソウ N. japonica(花點草)
ヤエヤマカテンソウ(シマカテンソウ) N. lobata 琉球・臺灣・ベトナム産
トウカテンソウ N. pilosa(毛花點草・雪藥) 一説に N.lobata のシノニム
華東・兩湖・兩廣・四川・貴州・雲南産 『中国本草図録』Ⅵ/2544 『全国中草葯匯編』上/733
絶滅危惧IA類(CR,環境省RedList2020)
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イラクサ科 Urticaceae(蕁麻 qiánmá 科)については、イラクサ科を見よ。 |
訓 |
「和名かてん草ハ予今其解ヲ得ズ」(『牧野日本植物図鑑』)。 |
漢語で花點子 huādiănzi とは、人を騙す ずるい考え、やり方。その開花の様子からの命名か。 |
説 |
本州・四国・九州・朝鮮・臺灣・華東・兩湖・陝甘・四川・貴州・雲南に分布。 |
「雄花の花序は上部の葉腋から長い柄で葉上に高くぬき出る。雄花は短い柄があり、5枚のがく片と5本の雄ずいをもつ。花糸は長く内方に曲っているが、花時には外方にはねかえって葯を雄花の外にはじき出し、白色の花粉を散布する」(『改訂増補
牧野新日本植物図鑑』)。 |
誌 |
若い苗は食用にする。
中国では、全草を薬用にする。『全国中草葯匯編』下/297 |