いわがねそう (岩根草) 

学名  Coniogramme japonica (Gymnogramma japonica)
日本名  イワガネソウ
科名(日本名)  イノモトソウ科
  日本語別名  カナビキソウ 
漢名  鳳丫蕨・鳳椏蕨(ホウアケツ, fèngyājué)
科名(漢名)  鳳尾蕨(ホウビケツ,fèngwěijué)科
  漢語別名  日本鳳丫蕨(ニホンホウアケツ,rìbĕn fèngyājué)
英名  Bamboo fern
2007/04/12
  明治薬科大学薬草園

2007/05/03 薬用植物園
2007/06/06 京都府立植物園
2006/11/26 薬用植物園

 イワガネゼンマイ属 Coniogramme( 鳳丫蕨 fèngyājué 屬)については、イワガネゼンマイ属を見よ。
 「和名岩が根草ハ山中に在テ岩脚ノ地ニ生ズルヨリ云ヒ、金引草ハ蓋シ其草強壯ナルヨリ云ヒシナラン」(『牧野日本植物圖鑑』)。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』17(1806)有名未用に、「蛇眼草 カナビキサウ イハガネサウ オホシダ江州」と。
 蛇眼草は『本草綱目』卷21に「時珍曰く、古井及び年久しく陰下の處に生ず。形は淡竹葉の如く、背後は皆是れ紅圏、蛇眼の狀の如し」とあるもの。日本の本草家はこれをイワガネソウにあて、『植物學大辭典』(1918,商務印書館)はそれに従い Gymnogramme(ママ) japonica の漢名を蛇眼草とし、一名を鳳了草(ママ)とする。ただし、牧野は(イワガネソウの嚢堆は線状で円形ではないから)、蛇眼草はイワガネソウではないという(『新註校訂 國譯本草綱目』VI/627頭注)。
 北海道・本州・四国・九州・琉球・臺灣・華東・兩湖・兩廣・西南・インドシナに分布。
 中国では、根状の茎及び全草を鳳丫草と呼び、薬用にする。 『全国中草葯匯編』下/142-143

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