辨 |
ハナヤスリ科 Ophioglossaceae(甁爾小草 píngěrxiăocăo 科)には、4属約80種がある。
ハナワラビ属 Botrychium(陰地蕨屬)
ミヤコジマハナヤスリ属 Helminthostachys(七指蕨屬) 1種
Mankyua 済州島に1種
ハナヤスリ属 Ophioglossum(甁爾小草屬)
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ハナヤスリ属 Ophioglossum(甁爾小草 píngěrxiăocăo 屬)には、約30-50種がある。
O. adnascens(貼生一枝箭・貼生甁爾小草)
タイワンハナヤスリ O. austroasiaticum
サクラジマハナヤスリ O. kawamurae
トネハナヤスリ O. namegatae
イオウジマハナヤスリ O. parvifolium(小葉甁爾小草) RedList2020(環境省)では絶滅
チャボハナヤスリ O. parvum
O. pedunculosum(尖頭甁爾小草・有梗甁爾小草) 臺灣・廣東・江西・安徽産
コブラン O. pendulum
コヒロハハナヤスリ O. petiolatum(鈍頭甁爾小草)
ナンゴクハナヤスリ O. reticulatum(心臟葉甁爾小草・心葉甁爾小草・心葉一枝箭)
臺灣・福建・江西・湖北・陝西・西南・チベット産
ハマハナヤスリ O. thermale(O.littorale;狹葉甁爾小草)
北海道・本州・四国・九州・琉球・朝鮮・極東ロシア・
・遼寧・吉林・黑龍江・河北・陝西・江蘇・江西・湖北・四川・雲南・臺灣産
コハナヤスリ(ハナヤスリ・テンテコバナ) var. nipponicum(O.nipponicum)
ヒロハハナヤスリ O. vulgatum(甁爾小草)
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訓 |
和名は「広葉の花鑢」、鑢(やすり)とはその胞子葉の形から。
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英名の adder は、ヨーロッパクサリヘビ Vipera berus。
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説 |
北海道・本州・四国・九州・朝鮮・臺灣・長江下流域・西南・チベットなどから、広く世界の温帯に分布。
埼玉県では絶滅危惧ⅠB類。 |
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誌 |
中国では、同属植物のうちヒロハハナヤスリなどの全草を薬用にする(〇印は正品)。 『全國中草藥匯編』上 pp.652-653
〇O. pedunculosum(尖頭甁爾小草・有梗甁爾小草)
ナンゴクハナヤスリ O. reticulatum(心葉甁爾小草・心葉一枝箭)
〇ヒロハハナヤスリ O. vulgatum(甁爾小草)
ハマハナヤスリ O. thermale(O.littorale;狹葉甁爾小草)
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