ひめゆり (姫ゆり)
学名 |
Lilium concolor (L. concolor var. partheneion, Lilium concolor var.pulchellum,
L.buschianum) |
日本名 |
ヒメユリ |
科名(日本名) |
ユリ科 |
日本語別名 |
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漢名 |
渥丹(アクタン,wòdān) |
科名(漢名) |
百合(ヒャクゴウ, băihé)科 |
漢語別名 |
山丹、紅百合、連珠、川強瞿 |
英名 |
Star lily |
2004/06/10 東京都 国分寺 |
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辨 |
ユリ属 Lilium(百合 băihé 屬) については、ユリ属を見よ。 |
訓 |
和名は、草丈低く、花も小型なことから。 |
小野蘭山『本草綱目啓蒙』23(1806)山丹に、「ヒカリグサ古歌 ヒメユリ ヒユリ」と。 |
説 |
本州・四国・九州・朝鮮・吉林・河北・河南・山東・陝西・アムールに分布。
ただし、日本では やや稀だという。 |
絶滅危惧ⅠB類(EN)。 |
誌 |
中国では、鱗茎を薬用にする。『中薬志Ⅰ』pp.204-209 |
『万葉集』に、
夏の野の 繁みに開(さ)ける 姫ゆりの 知らえぬ恋は苦しき物そ
(8/1500,大伴坂上郎女)
西行(1118-1190)『山家集』に、
ひばりたつ あらのにお(生)ふる ひめゆりの なににつくとも なき心哉
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『花壇地錦抄』(1695)巻四・五「草花 夏之部」に、「姫ゆり 初。花形しやんとして小りん。天へむきて花咲。色あかし」と。 |
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