ひめはぎ (姫萩) 

学名  Polygala japonica
日本名  ヒメハギ
科名(日本名)  ヒメハギ科
  日本語別名  
漢名  瓜子金(カシキン,guazijin,かしこん)
科名(漢名)  遠志(エンシ,yuanzhi,おんじ)科
  漢語別名  日本遠志、瓜子草・瓜米草、辰砂草、金鎖匙、竹葉地丁、金牛草、紫花地丁(シカチテイ,zihuadiding)
英名 (English Name)  
『中国本草図録』Ⅵ/2701

 ヒメハギ科 Polygalaceae(遠志科)は、温帯乃至熱帯に17属 約1000種がある。
   Epirixanthes(寄生鱗葉草屬)
     E. elongata(寄生鱗葉草)
   ヒメハギ属 Polygala(遠志屬)
   ヒナノカンザシ属 Salomonia(齒果草屬)
     S. cantoniensis(齒果草)
     ヒナノカンザシ S. oblongifolia
   Securidaca(蟬翼藤屬)
     S. inappendiculata(蟬翼藤)
   Xanthophyllum(黄葉樹屬)
     X. hainanensis(黄葉樹) 
 ヒメハギ属 Polygala(遠志屬)には、温帯に約500種がある。東アジアには次のようなものがある。
   タイワンキンチャク P. arcuta(臺灣遠志)
臺灣産
   P. arillata(黄花遠志・鷄根遠志・鷄膽子果・荷包山桂花・小荷包)
 『雲南の植物Ⅱ』78・『中国本草図録』Ⅲ/1244
   P. arvensis(小花遠志・小金牛草・細金牛草・小金不換・七寸金・紫背金牛・紫花地丁) 『中国本草図録』Ⅸ/4218
   P. aureocauda(黄花倒水蓮・黄花大遠志・黄花遠志・吊黄・倒吊黄花)
   P. caudata(尾葉遠志・烏棒子・水黄楊木)
   シンチクヒメハギ P. chinensis(P.glomerata;(大)金不換・(大)金牛草・紫背金牛・金牛遠志・坡白草) 『中国本草図録』Ⅰ/0158
   P. crotalarioides(地花生)
   P. fallax(黄花倒水蓮) 『中国本草図録』Ⅹ/4688
   ヒメハギ P. japonica(瓜子金・瓜子草・瓜米草・辰砂草・金鎖匙・竹葉地丁・金牛草)
日本・朝鮮・中国・琉球・臺灣に分布
   リュウキュウヒメハギ P. longifolia
   P. persicariifolia(蓼葉遠志・紫飯豆) 『中国本草図録』Ⅷ/3677
   カキノハグサ P. reinii
   シベリアオンジ P. sibirica(卵葉遠志・西伯利亞遠志・寛葉遠志)
 中国(東北・河北・河南・山西・内蒙古・陝西・新疆・山東・福建・四川・雲南)・シベリアに分布。『中薬志』Ⅰpp.234-237・Ⅲp.126、『中国本草図録』Ⅳ/1718・『中国雑草原色図鑑』124
     var. megalopha(小遠志・苦遠志・小藍花地丁・紫花地丁・大冠遠志・小丁香)
 『雲南の植物Ⅱ』78
   ヒナノキンチャク P. tatarinowii(小扁豆・■
{艸冠に小}草) 『中国本草図録』Ⅴ/2178・『中国雑草原色図鑑』125
   P. telephioides(小花遠志・金牛草)
 廣東・海南島に分布、薬用。『中薬志Ⅲ』pp.124-128
   イトヒメハギ P. tenuifolia(P.sibirica var.angustifolia, P.sibirica var.tenuifolia;遠志・細葉遠志・小草・葽繞)『中国雑草原色図鑑』125
   P. tricornis(密花遠志)
 『雲南の植物Ⅲ』56
   P. wattersii(山桂花・木本遠志・長毛遠志・木本瓜子金)『中国本草図録』Ⅶ/3198

 外来植物で観賞用に栽培或いは帰化しているものに次のようなものがある。
   ハリヒメハギ P. ambigua 北アメリカ原産
   P. chamaebuxus ヨーロッパ産、観賞用に栽培
   ポリガラ P. myrtifolia var. grandiflora
 南アフリカ原産
   コバナヒメハギ
(カスミヒメハギ) P. paniculata 南アメリカ原産
   カンザシヒメハギ P. sanguinea
北アメリカ原産
   セネガ P. senega
 北アメリカ北東部原産、薬用。1730sにヨーロッパに紹介。
     ヒロハセネガ var. latifolia 20c.初日本で栽培に成功。
   クルマバヒメハギ P. verticillata
北アメリカ原産 
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』(1806)に、「遠志 ヒメハギ コグサ シバハギ スゞメハギ江戸花家 ノチヤ筑前」と。但し遠志はイトヒメハギ
 属名は「多い乳」、牛に与えると乳の量が増す、という伝承から。
 英名も milkwort。
 日本・朝鮮・中国(湖北・雲南)・フィリピン・インドシナ・ヒマラヤに分布。
 根を瓜子金(かしこん)と呼び、薬用にする。『中薬志』Ⅰpp.234-237・Ⅲpp.126-127
 安徽では全草を竹葉地丁と呼び、雲南では紫花地丁と呼び、薬用に輸出する。
 『詩経』国風・豳風「七月」に、「四月は秀(しげ)れる葽(えう。ヒメハギか)」と。
 北アメリカに産する同属異種セネガ P. senega の根も薬用にする(日本薬局方)。

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