はないばな (葉内花)
学名 |
Bothriospermum zeylanicum (B. tenellum) |
日本名 |
ハナイバナ |
科名(日本名) |
ムラサキ科 |
日本語別名 |
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漢名 |
柔弱斑種草(ジュウジャク ハンシュソウ, róuruò bānzhŏngcăo) |
科名(漢名) |
紫草(シソウ,zĭcăo)科 |
漢語別名 |
細疊子草(サイジョウシソウ,xidiezicao)、鬼點燈 |
英名 |
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2021/03/24 小平市玉川上水緑地 |
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2008/05/15 館山市洲崎 |
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2007/04/30 あきる野市 |
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2009/11/28 京都市嵯峨野 |
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辨 |
ハナイバナ属 Bothriospermun(斑種草 bānzhŏngcăo 屬)には、アジアの熱帯・温帯に5-6種がある。
ヒロハハナイバナ B. chinense(斑種草・蛤蟆草・細疊子草) 遼寧・華北・陝甘・山東産
『中国本草図録』Ⅹ/4811・『中国雑草原色図鑑』172
トウハナイバナ B. kusnezowii(B.decumbebs;狹苞斑種草)
遼寧・吉林・黑龍江・華北・西北産 『中国雑草原色図鑑』172
オオハナイバナ B. secundum(多苞斑種草)
遼寧・吉林・黑龍江・華北・陝甘・山東・江蘇・雲南産
ハナイバナ B. zeylanicum(B.tenellum;柔弱斑種草・細疊子草)
『中国本草図録』Ⅹ/4812・『中国雑草原色図鑑』173
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ムラサキ科 Boraginaceae(紫草 zĭcăo 科)については、ムラサキ科を見よ。 |
訓 |
和名は、花が葉の中にあることから葉内花という説と、葉の縁が波打つ様子から葉萎え花という説がある(『改訂新版 日本の野生植物』)。
「和名はないばなハ其花葉ト葉ノ間ニ出ヅルヲ以テ葉内花ノ意ナラント思ハル」(『牧野日本植物図鑑』)。 |
説 |
北海道・本州・四国・九州・小笠原・琉球・朝鮮・極東ロシア・遼寧・吉林・黑龍江・河南・陝甘・華東・兩廣・四川・貴州・雲南・ベトナム・臺灣・フィリピン・ヒマラヤ・インド・スリランカ・中央アジアに分布。 |
誌 |
中国では、本種の全草を鬼點燈と呼び、B. chinense(斑種草)の全草を蛤蟆草(コウバソウ, hamacao)と呼び、薬用にする。 |
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