えのころぐさ (狗子草)

学名  Setaria viridis
日本名  エノコログサ 
科名(日本名)  イネ科
  日本語別名  エノコグサ・エヌノコグサ、ネコジャラシ、ネコノオ、ケムシ、トトアワ、ネコノシッポグサ、ノアワ、ハグサ
漢名  狗尾草(コウビソウ,gouweicao)
科名(漢名)  禾本(カホン,heben)科
  漢語別名  莠(ユウ,you)・穀莠子、葽(ヨウ,yao)、光明草・光明子、狗毛尾
英名  Green bristlegrass, Green foxtailgrass
2005/06/06 新座市中野

2004/07/13 新座市中野

2007/12/26 小平市花小金井

ムラサキエノコロ f. misera
   2010/08 富山県魚津市


 エノコログサ属 Setaria(狗尾草屬)には、世界の熱帯・亜熱帯に約100種がある。
   ヒメササキビ S. barbata
熱帯アジア・アフリカ原産
   イヌアワ S. chondrachne(莩草,フソウ,fucao)
   S. excurrens var. leviflora (光花狗尾草)
   アキノエノコログサ S. faberi(大狗尾草)『中国雑草原色図鑑』323
   S. forbesiana (西南莩草)
   フシネキンエノコロ S. geniculata (莠狗尾草)
亜熱帯原産
   キンエノコロ S. glauca(金色狗尾草・金狗尾)
『中国雑草原色図鑑』322
   フシネキンエノコロ S. gracilis(S.geniculata)
熱帯アメリカ原産
   アワ S. italica(小米) 
エノコログサの栽培品。
   コツブキンエノコロ S. pallide-fusca (莠狗尾草)
   ササキビ S. palmifolia (棕葉狗尾草・澀船草)
   コササキビ S. plicata(皺葉狗尾草・馬草・爛衣草)
        
 『中国本草図録』Ⅹ/4914・『中国雑草原色図鑑』322
   ザラツキエノコログサ S. verticilata 
南ヨーロッパ原産
   エノコログサ S. viridis (狗尾草)『中国雑草原色図鑑』322
      ムラサキエノコロ f. misera
      ハマエノコロ var. pachystachys 
 イネ科 Poaceae(Gramineae;禾本科)については、イネ科を見よ。
 和名は狗(え)の子草の意で、穂が犬の尾に似ていることから(漢名も同)。ネコジャラシは猫じゃらし。
 源順『倭名類聚抄』(ca.934)狗尾草に、「和名恵沼古久佐」と。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』12(1806)狗尾草に、「ヱヌノコグサ
和名鈔 ヱノコグサ古歌 ヱノコログサ今名 トウトウグサ備後。狗子ヲ方言ニトウトウト云 トウトウボ備中 スゞメノアハ イノヂアハ水戸 イノコグサ長崎 イヌグサ泉州 ヱノコボ讃州 カニグサ長州 トゝコグサ防州。方言ニ犬ヲトゝト云 ヲヤリ秋田 イヌコロコロ肥前 カイルトゝラ丹波」と。
 漢名の莠は、草は秀でて実らないので、故に字は秀に従う、と(本草綱目)
 葽は、遠志
(イトヒメハギ)の意味では上声に、狗尾草(エノコログサ)の意味では陰平に読む(『漢語大字典』)
 アイヌ名はチャッペ(猫)。
 ユーラシア大陸に分布。日本のものは、野生であるかどうか厳密にはわからないと言う。
 全草・花穂・根・種子を薬用にする。



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