ちからしば (力芝) 

学名  Pennisetum alopecuroides (Pennisetum purpurascens, Cenchrus alopecuroides, C.purpurascens)
日本名  チカラシバ
科名(日本名)  イネ科
  日本語別名  ミチシバ、タヌキノシリオ、カグマ、コマツナギ
漢名  狼尾草(ロウビソウ, lángwěicăo)
科名(漢名)  禾本(カホン,hébĕn)科
  漢語別名  ■{艸冠に戻}
英名  Chinese pennisetum

2008/09/11 入間市宮寺

2023/09/13 植物多様性センター

2009/08/23 富山県五箇山
2008/10/09 入間市宮寺
2005/10/24 さいたま市田島が原
 花穂の芒が、濃紫色のものをチカラシバ、緑色のものをアオチカラシバ、帯濃赤色のものをベニチカラシバと呼ぶ。
 チカラシバ属 Pennisetum(狼尾草 lángwěicăo 属)には、世界の熱帯乃至暖帯に約100種がある。

  チカラシバ P. alopecuroides(狼尾草)
『中国雑草原色図鑑』317
  ヒゲクリノイガ P. ciliare
  キクユグラス P. clandestinum(鋪地狼尾草)
  イヌチガヤ P. flaccidum(P.centrasiaticum, Cenchrus flaccidus;白草)
         
遼寧・吉林・黑龍江・華北・西北・四川・貴州・雲南・チベット・ヒマラヤ・モンゴリア・
         ・西&中央アジア産 『中国雑草原色図鑑』317 『(修訂)中葯志 』I/401-402
  トウジンビエ P. glaucum(P.americanum, P.typhoidum, P.spicatum;
         御穀・豫草・豫穀)
  ツリエノコロ P. latifolium
 南米産
  P. orientale(東方狼尾草)
    エダウチチカラシバ var. triflorum
 インドネシア乃至北アフリカ原産
  P. polystachion(牧地狼尾草)
    マキバチカラシバ subsp. setosum(P.setosum)
  ナピアグラス P. purpureum(象草)
 熱帯アフリカ原産
  ファウンテングラス P. setaceum
  シマチカラシバ P. sordidum(P.alopecuroides subsp.sordidum)
  シロガネチカラシバ P.villosum 
    
 ミチシバ(道芝)と呼ばれるものには、ほかにカゼクサ・ハナビガヤ Melica onoei がある。
 芝については、シバを見よ。
 イネ科 Poaceae(Gramineae;禾本 héběn 科)については、イネ科を見よ。
 和名は、根が強くて 簡単には引き抜けないことから。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』19(1806)狼尾草に、「チカラグサ チカラシバ ミチシバ キツネノツバナ イヌツバナ若州」と。
 北海道(西南部)・本州・四国・九州・琉球・朝鮮・華北・東北・華東・兩湖・兩廣・西南・チベット・ベトナム・臺灣・マレシア・濠洲に分布。
 道芝については、カゼクサを見よ。

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