きくたにぎく (菊渓菊) 

学名  Chrysanthemum seticuspe f. borelae (C.boreale, Dendranthema boreale)
日本名  キクタニギク
科名(日本名)  キク科
  日本語別名  アワコガネギク(泡黄金菊)、アブラギク(油菊)
漢名  甘野菊(カンヤキク,gānyĕjú)
科名(漢名)  菊(キク,jú)科
  漢語別名  北野菊、日本野菊
英名  
2006/10/28 薬用植物園

2009/11/06 京都府立植物園

2023/11/04 植物多様性センター 

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 キク属 Chrysanthemum(菊 jú 屬)については、キク属を見よ。  
 キクタニギクの名は、京都東山の菊渓にちなむ。およそ高台寺の東の山中(東山区粟田口東大谷山町と粟田口高台寺山町の境)に位置する菊渓(菊谷川の源流)は、野菊が生育していたために菊渓と呼ばれたという(『角川日本地名大辞典』)。
 アワコガネギクの名は、牧野富太郎の命名。「和名ハ泡黃金菊ノ意ニシテ、其密集セル泡ノ如キ小黃花ニ基キテ名ケタルナリ」(『牧野日本植物圖鑑』)。
 アブラギクの名ついては、シマカンギクを見よ。
 本州(岩手~近畿)・壱岐・対馬・朝鮮・遼寧・吉林・黑龍江・華北・華東に分布。
 田村剛・本田正次編『武蔵野』(1941)によると、当時 秋から初冬の武蔵野にはリュウノウギク、アワコガネギクが野菊として咲いていたという。
 
(筆者は未だ野生品を見たことがない。)    
 中国では、民間で全草を薬用にする。 『(修訂) 中葯志』IV/268-271

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