へちま  

学名  Luffa cylindrica (L. aegyptiaca)
日本名  ヘチマ
科名(日本名)  ウリ科
  日本語別名  トウウリ 
漢名  絲瓜(シカ,sigua)
科名(漢名)  葫蘆(コロ,hulu)科
  漢語別名  水瓜(スイカ,shuigua)、天絡(テンラク,tianluo)、布瓜(フカ,bugua)
英名  Rag gourd, Smooth loofah, Discloth gourd, Sponge gourd
2007/07/26 神代植物公園
2005/08  薬用植物園

 ヘチマ属 Luffa(絲瓜屬)には、熱帯に8種がある。栽培するものは次の2種のみ。
   トカドヘチマ L. acutangula(八稜絲瓜・粤絲瓜・稜角絲瓜・絲瓜絡・廣東絲瓜;
       E.Chinese okra, Angled loofah)
 食用・薬用、インドで栽培。野生種の果実は苦い。
       『中国本草図録』Ⅱ/0860
   ヘチマ
(トウウリ) L. cylindrica(絲瓜) 
 ウリ科 Cucurbitaceae(葫蘆科)については、ウリ科を見よ。
 漢名絲瓜は、果実に糸状の繊維が発達することから。
 和名について。
 漢名の訓イトウリが訛って、トウリ、トウウリと変化した。その頭文字トは、いろは歌ではヘとチの間、そこで「ヘチ間」と洒落る。 
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』(1806)24絲瓜に、「ヘチマ ナガウリ薩州 トウリ信州」と。
 熱帯アジア(インドか)原産。中国には元代に、日本には江戸時代初期に入った。
 嫩果を蔬菜・漬物として食用にし、茎から採るへちま水を化粧水としあるいは薬用に供するほか、成熟した果実からへちまだわし(絲瓜絡)を作る。『中薬志Ⅱ』pp.242-245 
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』24絲瓜に、「ヘチマノ水ハ、蔓ノ本地ヨリ一二尺ニ切瓶中ニ挿ミ入置ハ、水多出、甚ダ清白ナリ。俗ニ美人水ト云」と。
 「わかき時は料理にして食す。同じく漬物にして極めてよき物なり。老いて皮厚く、堅くなりたるを干して其後水に漬け置けば、肉くさり上皮のきて、其筋あらき布のごとく成りたるをもみ洗ひ乾し置き、是にて器物を洗へばたとひぬりたる物にても引きめも付かず、物のあかを能くとり、又湯手に用ひて甚だよし。うへ様雑瓜に同じ。垣にはゝせ、かや屋にはゝせたるよし。此瓜は痘(ほうそう)疹(はしか)の薬なり。其外にも功多し」(宮崎安貞『農業全書』1697)

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