ありたそう (有田草)
学名 |
Dysphania ambrosioides (Chenopodium ambrosioides, Ambrina ambrosioides) |
日本名 |
アリタソウ |
科名(日本名) |
ヒユ科 |
日本語別名 |
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漢名 |
土荊芥(トケイカイ,tŭjīngjiè,どけいがい) |
科名(漢名) |
莧(カン,xiàn)科
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漢語別名 |
臭草、臭藜藿、臭杏、臭川芎、鵞脚草 |
英名 |
Mexican tea, American wormseed |
辨 |
アリタソウ属 Dysphania(腺毛藜 xiànmáolí 屬)には、世界に約30-50種がある。
incl. Ambrina
アリタソウ D. ambrosioides(Ambrina ambrosioides, Chenopodium ambrosioides;
土荊芥) 『中国雑草原色図鑑』38
アメリカアリタソウ D. anthelmintica(Chenopodium anthelminticum,
Ambrina anthelmintica;洋香藜)
D. botrys(Chenopodium botrys;香藜) 南&東歐洲・西&中央アジア・ヒマラヤ・モンゴル産
ゴウシュウアリタソウ D. pumilio(Chenopodium pumilio;舗地藜)
キクバアリタソウ D. schraderiana(Chenopodium foetidum;菊葉香藜)
遼寧・内蒙古・山西・陝甘・青海・西南からアジア・アフリカに産
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ヒユ科 Amaranthaceae(莧 xiàn 科)については、ヒユ科を見よ。 |
和名については、シソ科のケイガイ Schizonepeta tenuifolia(Nepeta japonica;裂葉荊芥)もアリタソウと呼ぶので、注意。 |
訓 |
和名は、むかし滋賀県有田で栽培したことから。 |
説 |
メキシコ・熱帯アメリカ原産。世界の熱帯~温帯に帰化。
植物体に、強い駆虫作用を持つヘノポジ油 chenopodium oil を含み、家畜には有毒。 |
日本では、寛文(1661-1673)年間に渡来したとする説がある。大正年間に逸出したと言い、今日では各地で雑草化している。 |
誌 |
果実の附いた全草を 薬用にする。『全國中草藥匯編 上』pp.44-45
カイチュウ・センチュウ・ギョウチュウ・ジュウニシチョウチュウなどの駆虫に用いる。
メキシコではハーブとして用いる。 |
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