ひまわり (日廻) 

学名  Helianthus annuus
日本名  ヒマワリ 
科名(日本名)  キク科
  日本語別名  ヒグルマ(日車)、ニチリンソウ(日輪草)
漢名  向日葵(コウジツキ, xiàngrìkuí)
科名(漢名)  菊(キク,jú)科
  漢語別名  葵花(キカ,kuihua)、西蕃葵(セイバンキ,xifankui)、文菊
英名  Sun flower
2007/06/28 神代植物公園

2007/08/07 三芳町竹間沢

 ヒマワリ属 Helianthus(向日葵 xiàngrìkuí 屬)は、北アメリカに約50種がある。

  H. angustifolius (狹葉向日葵)
  ヒマワリ H. annuus (向日葵)
  シロタエヒマワリ H. argophyllus(絹毛葵)
  H. debilis
    ヒメヒマワリ subsp. cucumerifolius(H.cucumerifolius;小向日葵・瓜葉葵)
  ノヒマワリ H. decapetalus(千瓣葵)
  H. laetiflorus (艶花向日葵)
  ヤナギヒマワリ H. laevigatus
  コヒマワリ H. × multiflorus 
  ヤナギバヒマワリ H. salicifolius
  イヌキクイモ H. strumosus
  キクイモ H. tuberosus (菊芋・洋薑) 
   
 キク科 Asteraceae(菊 jú 科)の植物については、キク科を見よ。
 漢名を葵(キ,kuí)、和名をアオイという植物については、あおいを見よ。
 和名ヒマワリ・漢名向日葵・フランス語名 tournesol は、いずれも「太陽に向って回る花」の意。「然レドモ太陽ニ向ヒテ廻ル事ナシ」(『牧野日本植物図鑑』)。
 属名Helianthus・英名 sun flower は、「太陽の花(太陽に似た花)」の意。
 中国では、古くから「葵は葉を傾けて日に向い、以て其の根を蔽う」と言われる(あおいを見よ)。
 北アメリカ(ネバダ・アリゾナ・カリフォルニア・メキシコ)原産、ヨーロッパには16世紀末に入る。
 中国に入ったのは明末以降。日本には、寛文
(1661-1673)年間に入る。
 油料・飼料用の大型品種は、ロシアヒマワリ、花の直径は60cm、種子には白黒の縞が入る(他の品種は黒色)。
 そのほか、多くの観賞用の品種が作られている。
 ヒマワリの花や葉が 太陽の光に向って 一日のうちに向きを変える、ということはないことが、報告されている。
 種子を食用・油料にし、旧ソ連地域のほか 世界中で栽培されている。
 また、観賞用に多くの品種がある。

   日の道や葵傾くさ月あめ 
(芭蕉,『猿蓑』1691)
     
(幸田露伴評釈に「こゝに云へる葵は俗にいふ日まはり即ち向日葵にもあらん」と)

   向日葵は諸
(もろ)伏しゐたりひた吹きに疾風(はやち)ふき過ぎし方にむかひて
     
(1914,斉藤茂吉『あらたま』)
 

2006/07/31 学内
 
'太陽' cv. Taiyou   2005/07/11   三芳町竹間沢 'サンビーム' cv.Sunbeam  2006/08/02 三芳町竹間沢
'テディー・ベア' cv. Teddy Bear か  2006/08/02 三芳町竹間沢


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