れんぎょう (連翹) 

学名  Forsythia suspensa
日本名  レンギョウ
科名(日本名)  モクセイ科
  日本語別名  レンギョウウツギ、ツルレンギョウ、イタチクサ、イタチハゼ、アワクサ
漢名  連翹(レンギョウ,lianqiao)
科名(漢名)  木犀(モクセイ,muxi)科
  漢語別名  黄壽(綬)丹(コウジュタン,haungshoudan)、綬帶(ジュタイ,shoudai)
英名  (Japanese) Goldenbell

2006/03/25 跡見学園女子大学新座キャンパス

 レンギョウ属 Forsythia(連翹屬)の植物には、以下のようなものがる。
   セイヨウレンギョウ F. europaea
アルバニア・旧ユーゴスラビア産
   F. giraldiana(秦連翹) 
中国(湖北・陝西・甘肅南部)産。『中国本草図録』Ⅲ/1322
   ヤマトレンギョウ F. japonica
日本(岡山・広島)産、花つきは疎ら。
        『週刊朝日百科 植物の世界』2-195
   チョウセンレンギョウ F. koreana(F.viridissima var.koreana)
         
朝鮮産。幹は多く弓状に曲がり、花は葉に先立ってさく。
   レンギョウ F. suspensa(連翹・落翹・黄花瓣・黄花條・黄壽丹・黄綬丹・綬帶・空殻;
        E.Japanese goldenbell)中国原産、『中薬志Ⅱ』pp.389-390、
        
『中国本草図録』Ⅱ/0758・『週刊朝日百科 植物の世界』2-194
   ショウドシマレンギョウ F. togashii(F.japonica var.subintegra)

        日本(香川県小豆島)産、花つきは疎ら。『週刊朝日百科 植物の世界』2-194
   シナレンギョウ F. viridissima(金鐘花・迎春條・細葉連翹・狹葉連翹;
        
E.Greenstem forsythia) 中国産。花は新葉の展開とともにさく。

 また園芸品に、次のものがある。
   アイノコレンギョウ F.×intermedia
        
レンギョウとシナレンギョウから 19世紀末にベルリンで作り出された園芸品種。  
 モクセイ科 OLEACEAE(木犀科)については、モクセイ科を見よ。
 漢名の連翹の語源について、諸説がある(以下、李時珍『本草綱目』による)
 一説に、其の実は蓮に似て房を作り、翹
(あ)げて(ぬきんでて)衆草より出づ。故に名づく。
 一説に、其の子
(み,たね)、之を拆(さ)けば片片として相比(なら)ぶこと翹(ヤマドリの尾)の如し。応に之を以て名を得たるのみ。
 一説
(李時珍)に、『爾雅』に「連、異翹なり」とある。人々はこれを合せ称えて連翹といったのだ、と。(なお、郭璞の註に『本草』を引いて、連は連苕・連草であるというから、連、一名異翹は後の連翹であることは間違いない。) 
 がんらい漢名を連翹というものは大小二種あり、ともにオトギリソウ科の、大連翹はトモエソウ、小連翹はオトギリソウを言ったものである。これらの実を連翹と呼び 薬用にした。
 後に、レンギョウの実を連翹と偽って売るようになり、ついには連翹はレンギョウを指
すようになったもの、と言う。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』12(1806)連翹に、「イタチグサ延喜式 イタチハセ和名鈔 今ハ通名」と。
 属名 Forsythia は、イギリスの園芸家フォーサイス W.A.Forsyth(?-1876)に因む。
 中国原産、華北・華中の山地に分布。花は、3-4月、葉に先立ってさく。
 世界中で観賞用に栽培。ヨーロッパには19世紀に入る。
 日本には、一説に平安時代初期に薬用として渡来。17c.後半には栽培の記録がある。
 レンギョウ・シナレンギョウの果実を、連翹(れんぎょう)と呼び、薬用にする(日本薬局方,中国薬典)。
 『花壇地錦抄』(1695)巻三「藤桂のるひ」に、「蓮翹(れんげう) 花黄色、小りん、四花なり。木ハ桂(ここでは蔓の当字)のごとくにて又かづらにてもなし。二種有。しだれれんげうといふハ、木ほそく、しだれやなぎのごとし。花は同し」と。

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