ねこやなぎ (猫柳) 

学名  Salix gracilistyla
日本名  ネコヤナギ
科名(日本名)  ヤナギ科
  日本語別名  エノコロヤナギ、カワヤナギ、タニガワヤナギ
漢名  細柱柳(サイチュウリュウ,xizhuliu)
科名(漢名)  楊柳(ヨウリュウ,yangliu)科
  漢語別名  銀芽柳(ギンガリュウ,yinyaliu)、蒲柳(ホリュウ,puliu)、蒲楊(ホヨウ,puyang)、水楊(スイヨウ,shuiyang)
英名  Chinese pussy willow
2007/03/21 清瀬市せせらぎ公園

2007/04/13 同上
2007/05/22 小石川植物園
 ヤナギ属 Salix(柳屬)の植物については、ヤナギ属を見よ。
 和名・英名は、銀色をした花序のつややかな毛並みをネコの毛に擬えて。エノコロヤナギは、それを犬の尾に擬えて。
 源順『倭名類聚抄』(ca.934)水楊に「和名加波夜奈木」と。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』
(1806)31に、水楊は「カハヤナギ ヱノコロヤナギ コロコロヤナギ サルヤナギ勢州 ネコヤナギ同上 フデヤナギ備前 ユキヤナギ奥州、同名アリ トウトウヤナギ伯州 カハネコ石州」と。
 日本全国の川辺に普通に自生し、時に人家に植えられる。
 叢生する潅木、樹高は0.5-2m、高くて3m。ヤナギの仲間で、最も早く花をつける。
 『詩経』小雅・鹿鳴之什「采薇」に、「昔我往きしとき 楊柳依依たり。今我来たれば 雪雨(ふ)ること霏霏(ひひ)たり」とある楊柳は、伝に「蒲柳なり」とあり、ネコヤナギとされる。
 江戸時代以前に「かはやなぎ」と呼んだものは、本種が主であったと言う。
 猫柳は、明治以降の呼び名。
 『万葉集』に、

   あられ降り 遠江の あと川楊 刈りつとも 亦も生ふと云ふ あと川楊
      
(7/1293,読人知らず)
   山の際
(ま)に雪はふりつつしかすがに此の河楊はも(萌)えにけるかも
      
(10/1848,読人知らず)
   山の際の 雪は消ざるを 水ぎらふ 河のやなぎは もえにけるかも
      
(10/1849,読人知らず。別訓に第4句「川にし副えば」)
   河蝦(かはづ)鳴く 六田の河の 川楊の ねもころ見れど 飽かぬ河かも
      
(9/1723,絹)
 

跡見群芳譜 Top ↑Page Top
Copyright (C) 2006- SHIMADA Hidemasa.  All Rights reserved.
跡見群芳譜トップ モクゲンジ イチイ アブラチャン タチバナ イロハカエデ 樹木譜index