みつばあけび (三葉あけび) 

学名  Akebia trifoliata
日本名  ミツバアケビ
科名(日本名)  アケビ科
  日本語別名  
漢名  三葉木通(サンヨウボクツウ,sānyè mùtōng)
科名(漢名)  木通(ボクツウ,mùtōng)科
  漢語別名  八月炸(ハチゲツサク,bāyuèzhà)、八月瓜(ハチゲツカ,bāyuèguā)、狗腰藤(コウヨウトウ,gouyaoteng)、預知子(ヨチシ,yuzhizi)、臘瓜(ロウカ,lagua)
英名  
2024/03/03 植物多様性センター 

2007/03/21 小平市   (植栽) 

2024/04/11 植物多様性センター

花序の基部に雌花、先に雄花         Click & enlarge flowers. 
2024/04/25 同上 

2022/04/25 小平市玉川上水緑地
2024/06/08 武蔵村山市岸

 Akebia trifoliata には、次のような種内分類群がある。

  ミツバアケビ subsp. trifoliata(A.clematifolia;三葉木通)
    ハマミツバアケビ var. litoralis
  ナンゴクミツバアケビ subsp. australis(白木通)
         
河南・山西・甘肅・華東・兩湖・四川・雲南産 『中国本草図録』Ⅰ/0064
  subsp. longisepala(長萼三葉木通)
甘粛産 
   
 アケビ属 Akebia(木通 mùtōng 屬)の植物については、アケビ属を見よ。
 
 北海道・本州・四国・九州・河北・陝甘・河南・山東・江蘇・浙江・江西・兩湖・廣東・四川・雲南に分布。しばしば庭木・盆栽に利用。
 蔓を籠・玩具などの細工物に用いる。
 中国では、アケビ(木通)・ミツバアケビ(三葉木通)・白木通の果実を 八月炸(ハチゲツサク,bāyuèzhà)・八月札(ハチゲツサツ,bāyuèzhá)と呼び、その根を木通根(ボクツウコン,mùtōnggēn)と呼び、木質の茎を木通(ボクツウ,mùtōng)と呼び、種子を預知子(ヨチシ,yùzhīzĭ)と呼び、それぞれ薬用にする。『中薬志Ⅱ』pp.427-431 また木通を見よ。
 日本では、アケビ又はミツバアケビの茎を木通
(もくつう)・通草と呼び、薬用にする(日本薬局方)
 
  くろぐろとして我がそばに咲きゐたる通草
(あけび)の花のふるふゆふぐれ
    
(1942,齋藤茂吉『霜』。「くろぐろとして」さいたのだから、これはミツバアケビか)
 



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