まゆみ (真弓) 

学名  Euonymus sieboldianus
日本名  マユミ
科名(日本名)  ニシキギ科
  日本語別名  ヤマニシキギ
漢名  
科名(漢名)  
  漢語別名  
英名  
2007/03/24 学内 2007/03/26 三芳町竹間沢
2005/05/22 野川公園自然観察園
2007/05/12 神代植物公園
雄株 雌株
2005/09/12  学内
2005/11/16  学内

2006/10/26 蓼科山御泉水
2006/02/18 野川公園自然観察園

 ニシキギ属 Euonymus(衞矛屬)については、ニシキギを見よ。
 和名マユミは、昔この材から弓を作ったことから。
 日本では、漢字に檀を充てるが、日本のみ。
 漢語の檀(ダン,tan)・檀香は、ビャクダン科の香木ビャクダン(白檀)。
 源順『倭名類聚抄』(ca.934)檀に「和名万由三」と。
 日本・朝鮮・サハリンに分布。
 『万葉集』に、

   南淵の 細川山に 立つ檀
(まゆみ) 弓束(ゆづか)(ま)くまで 人に知られじ
     
(7/1330,読人知らず)
   ・・・ 白檀弓 靫
(ゆき)取り負ひて ・・・(9/1809,高橋虫麻呂)
   天の原 往きてを射むと 白檀 ひきて隠せる 月人壮士 (10/2051,読人知らず)
   水薦(みこも)刈る 信濃の真弓 吾が引かば うま人さびて いなと言はむかも
   水薦刈る 信濃の真弓 引かずして 弦
(を)はくる行事(わざ)を 知るとは言はなくに
     
(久米禅師及び石川郎女,『万葉集』2/96;97)

 なお、巻2の二首の「水薦刈る」は、また「みすずかる」と訓み、信濃にかかる枕詞。マコモを見よ。
 
 「しらまゆみ(白真弓・白檀・白檀弓)」は、はる・ひく・いる・ひ・いなどにかかる枕詞。
 
   白真弓 今春山に 去(ゆ)く雲の 逝きや別れむ 恋しき物を
     
(万葉10/1923,読人知らず)
   白檀 石邊の山の 常石(ときは)なる 命なれやも 恋ひつつ居らむ
     
(万葉11/2444,読人知らず)
   白檀 ひだの細江の 菅鳥の 妹に恋ふれか 寐
(い)を宿(ね)かねつる
     
(万葉12/3092,読人知らず)

   てもふれで 月日へにける 白まゆみ おきふしよるは いこそねられね
     
 (紀貫之、『古今和歌集』)
 
 かつて、陸奥国安達郡に産するマユミで作った弓が有名であった。

   陸奥
(みちのく)の あだたら真弓 弦(つら)(は)けて 引かばか人の 吾をこと成さむ
    
(万葉7/1329,読人知らず)
   みちのくの あだたらまゆみ はじきおきて そらしめきなば つらはかめかも
    
(万葉14/3437,読人知らず)
   みちのくの あだちのまゆみ わがひかば すゑさへよりこ しのびしのびに
     
(『古今和歌集』神あそびのうた)
 

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